AI普及の旅2、雨の静岡編

3月4日で65歳になりました。一緒にコンサルをさせていただいたパートナーや顧客が引退する、廃業するなどして岐路に立っています。
補助金の執筆もやらないわけではないけれど。周囲に同様の市場参入を狙う方が多くなったので好んで仕事をとろうという意欲がなくなりました。この分野はレッドオーシャンです、そこで、人のできない仕事をしたいと考えています。AIコンサルはその点、AIへの理解と知識及び、顧客企業へAI活用する現場能力が要求されるので、面白いし、ブルーオーシャンです。ただ「何ができるのか?」と聞かれることが多いため、3週連続で理解していただけそうな顧客を可能な限り、自分の足でまわって、ご説明をしたいと考えました。
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カーネルサンダース(ケンタッキーの創業者)は60歳にして、新バイパスが通って店が廃業、次の店が焼け、後継者が死亡など苦境に立った時に。自分のフライドチキンのレシピをもって理解者を探す旅をしたとききます。
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同じことをやってみようと思いました。ダメならば、借金もまったくないし、家も土地も自分のものだし。家族もいるので引退しても良い覚悟で臨んでおります。
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そんな努力をしていると。他県から一緒に行動しても良いというかたが3名ほど現れましてありがたいです。

■4/1 以前からおつきあいのある静岡県東部の商工会を2つまわりました。1社はAIのセミナー実績のある場所です。
世代的には私がガンガンWebを普及していたころに若手(Gパン刑事)だった方が事務局長クラス(七曲署のボスだろうか)になっていたこと。
静岡県東部
静岡県東部を2社訪問 凄く良かった点
 ①若い担当者が話を聞いてくれて、そのうしろに、かつて一緒に仕事をした方が管理職として見守ってくださること
 ②この日は講演謝金の話が出るなど

■4/2 静岡市内を三か所訪問
 雨の日でした。
静岡県庁周辺を三社訪問
静岡県庁周辺を三社訪問 凄く良かった点
 1 静岡県IT戦略室に最新の技術をお届けできたこと
 2 久しぶりの組織の新メンバーと意見交換できたこと

組織も人もどんどんかわります。刷新が必要です。

■4/3 静岡市内で3社訪問
 天気悪いです。
久しぶりの静岡商工会議所
久しぶりの静岡商工会議所 静岡商工会議所は清水支所担当で自分は固定されているので本署はご無沙汰です。だから本署のスタッフはほとんど私のことを忘れているので最新技術を御持ちしました。このあと2件回った感想は。
 1 皆、Chat GPT4の威力を知らない(知識がChat GPT3.5で止まっている)
 2 Chat GPT4で問題解決できることが多いこと、解決できる業種が多いことに気が付いていただきました。正直、皆さん、「そんなの知っている」ではなくて「本当にそんなことができるなど知らなかった」ということ。

■4/4 静岡市内で3社訪問
 ますます、自分のやっていることが、これらの支援機関の的を射ていることにきがつきました。皆さん「事例を求めている、具体的な問題解決を求めている」のです。
感想は。
 1 さっそく他部署と相談する。セミナーを頼むかもしれないという話になりました。
 2 他のコンサルが問題解決を提案できていないということに気が付きました。

■4/5 静岡県中東部3社訪問
 雨の日でした。清水区Xと富士市2社(A本署、B支所)回りました。ここで共通なことは、静岡県が商工会の予算をカットしてきているので各商工会は1名ずつ人員を削減しなくてはならない事態になっていること。その結果、残された人々の負担が重くなっている。インボイスなどの制度追加も荷重になっています。
富士市の神社と桜
富士市の神社と桜 富士市の1件目、博士課程をでた頭のよい方にプレゼンしました。この方Aさん、めちゃくちゃ頭がいいので最初の30分でAIの技術がヤバイことを直感的に理解しました。またこの方が博士課程で論文を書くために計算していたことがAIで簡単にできそうということを即座に理解されたようです。私も修士課程で苦労したプログラミングを自動的に生成したときに恐れおののきましたので、彼の態度や感情の動きが理解できました。

Aさんは先輩のBさんの事務所に回って、この話を説明してくれといいBさんにアポを取りました。Bさんは支所長になっていました。このため2社訪問予定が3社となりました。このようなことを想定して。資料を各所+1部余分にもっていくことにしています。

 結論
 1.商工会は自らの業務改革に迫られている
 2.このため内部教育の需要はあるが予算がない。
 3.そこでXとA商工会に県の無料教育枠のご提案をして賛同を得ました。

つまり、事務所にいて研究だけしていても、人は自分のことを忘れるだけですし、自分の新技能もしるよしもない。また顧客の窮状を私も知り得ない。だから、自ら行動して相手を訪ねることが大切と認識しました。