7/16 霧ケ峰・八ヶ岳の旅6/6 (オオムラサキ編)

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この日の最後の被写体は国蝶オオムラサキです。昭和32年国蝶となりました。理由は①堂々とした姿、②美しい色彩、③日本のどこにでも分布していることが理由です。
アゲハなども美しいですが、柑橘系で害があること。また、ギフチョウなどは生育場所が限定されているので除外となったようです。
オオムラサキは北海道から南限宮崎県小林市までの雑木林に分布しています。

北杜市オオムラサキセンターは、JR中央線の日野春駅至近にあります。ここ旧長坂町はオオムラサキの生育地として有名でした。
オオムラサキ幼虫
オオムラサキ幼虫 幼虫は1齢から6齢まであって、多分これは5齢くらいです。8月に幼虫となって4齢で冬を越して、6齢で前蛹(ぜんよう:蛹の一歩手前)となります。
鬼のように角があります。エノキの葉を食べて育ちます。
蛹
蛹 葉の裏側にさかさまに台座を作り蛹になる。これは重さで垂れてきたのでしょう。なかでは細胞分裂を繰り返し、ある積算温度と積算日数に達するとホルモンバランスが変化して蝶になる。そして最後に色素ができて羽化するのだそうです。


オオムラサキメス
オオムラサキメス オスの方がさきに羽化して、そのあとにメスが。めすはオスよりも1周り大きく茶色い羽を持ちます。

オオムラサキに関する知識を動画にまとめました

オオムラサキオス
オオムラサキオス 紫がかった青と形容したらよいでしょうか。白と黄色の斑をもちます。きれいなオスを撮影したい場合は可能な限り7月初旬に来た方がいいでしょう。

1日5か所撮影できて満足です