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問3 解答速報概要

テーマ:ビジネスの変革のためのITの活用について

      前提条件)系列子会社と一体となった製品投入短縮化戦略


1 現行ビジネスの状況とシステムの全体構想

1.1 現行ビジネスの状況

卸売業者F社はアパレル系製品を取り扱っている。
取引先は親会社である製造E社であり、E社製品を仕入れ、これを全国200社の販社に卸販売している。
アパレル製品は流行性が強く、その年度に売り切ってしまわないと翌年には販売することができず、不良在庫を販社から引きとらなければならないことがある。
 流行製品の売れ残りを少なくするためには、流通時間を削減すると共に、季節商品については事前に販売準備期間を短くして、実質の販売期間を十分とらなければならない。
 しかし、製品の企画から、開発、生産、流通から消費者に提供されるまで44週かかっていた。

★基本的にBPR(Business Process Re-Engineering)の必要な要素を書いておかなければなりません。
★ビジネスの変革性(劇的な効果)に結びつく要素をあげなければなりません。



1.2 システムの全体構想

1.2.1 経営戦略
 経営者は、廃棄在庫を低減し、営業利益の20%改善を計画するために、製品開発に関わる情報を製・販・流通で共有することによる販売準備期間や流通期間の短縮化を図ることを提案。
経営者の示した、目標は@不良在庫返品額の50%低減、それを実現するために必要なA製品企画〜消費者提供までの期間を22週へ短縮すること。
 

1.2.2 情報戦略
 上記の目的を達成するための情報戦略の全体計画は以下の通り。
@ 製・販・流通に関わるアライアンスについての合意を親会社に承認されること
A @を実現したうえで、自社にWWWサーバを設置する
B 親会社の製品開発情報,仕様変更情報、流通に関わる仕様情報の提供を受けデータベース化する
C AのWWWサーバから、Bの製品企画情報を参照できるようにし、製・販・流通で共有する

★ 情報化計画の全体計画は経営計画と整合性を持っていなければなりません
★ 全体計画に示された情報システムは目的を達成する機能を備えていなければなりません
★ 設問イで論述する工夫に結びつく要素を1.2のなかに組込んでいなければなりません



2 IT活用によるビジネス変革の貢献と重要な工夫

2.1 IT活用によるビジネス変革の貢献

製品開発に関わる情報を製・販・流通で共有することによって、事前の流通、販売促進準備を流通の各段階で準備することができる。
色、柄、サイズ、素材などによって、パンフレットの準備、POP広告、撮影に必要なモデルの選定が全て異なってしまう。これらを、製品の企画完成後、流通経路順に知らされても円滑な対応ができない。しかし、事前に共有されれば予測される販売促進や流通経路手段を予測し対応を進めることができる。また、これらの準備に要するリソースの集中投資も回避できコスト的にも削減効果が流通の各段階で最適化できる。
 また、製品開発に変更があった場合、その内容は迅速にデータベースに反映される。
★ビジネス特性とITとのかかわりについて詳細に述べて行く必要があります。
★「流通段階出の最適化」が決め手です


2.2 工夫

 @アライアンスに関わる親会社の調整を事前に行う
 A同業や類似の先進事例を調査し、その構築・運用上の問題点を洗い出す。
 そのうえで、以下の対策をとる。

2.2.1 ITの最新動向と自社への適合性
 WWWサーバと連携するデータベースミドルウェアの技術動向の最新動向を調査
   @自社業務の実現性
   A自社が予定するWWWサーバのOSへの適合性
   BWWWサーバからデータベースへのデータ連携の容易性
   Cデータベースミドルウェアの24時間ノンストップ性(可用性)

2.2.2 関連システムとの連携方法
  親会社の保有する現行、製品開発データベースとの連携
   @データ形式の互換性・データ連携方法
   A親会社・E社間で利用される通信ソフトウェア調査

2.2.3 現行業務への連携方法
 現行製品企画システムではTCP/IPベースのグループウェアを利用している
 WWWサーバで公開された情報を、標準的なパソコンデータベースや表計算ソフト及びワープロソフトで利用できること
 そのための文字コードに互換性があること。
 企画業務の中でPOP広告用にPDFファイルを利用しているが、テキストベースの情報を容易にPDFファイルに変換で
 きること。

★ここでは、問3の設定にしたがって論文を組み立てます。
★どちらかというと、ITシステムの調査と、現行システムとの連携などが核になっているので、注意します



3 評価

3.1 経営革新の達成度

 製・販・流通で共有化によって得られた効果
 @ 関与先に好評で、販社の80%が初年度に利用契約を結んだ
 A その結果、売上高が15%程度改善した。
 B 顧客での取り扱い品目が増加し、インストアシェアが増加した
 
3.2 流通期間の短縮化

 流通機関は全体の45%低減できた。そのため、当社の製品の市場競争性が強化された。
 その結果、市場での販売期間が長期化して、ライフサイクルの長期化に繋がった製品の引き取り額が52%低減した。
 また、販社に対する優位性が強くなり、製品買取契約が結べるケースも増加した。

★ 経営目標の達成度を評価します
★ 経営に関わるキーワードを提示して、知識をアピールします

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