2006年9月14日

システムアナリスト受験と監査受験との比較について

システムアナリストとシステム監査との受験順序について

ご質問内容

 たぬ吉さんからのご質問です。

 来年、高度情報処理試験の受験を計画しています。 当初はPM試験を目指そうと考えていたのですが、今夏 にPMPを取得したため、別の試験区分に変更しようと 考えてます。  会社の評価基準が「PM試験またはPMP取得でランク5」 「AN試験またはAU試験取得でランク6」であることから、 PM試験に変え、AN試験またはAU試験に向けて頑張ろうと思います。) 非常に漠然とした質問で恐縮ですが、どちらを先に受験すべきと考えたらよいでしょうか。

 簡単な自己紹介ですが、43歳(入社20年)SI事業部隊のPM、 保有資格:PMP、旧情報処理2種、システム監査、システムアナリストともに、 関連する業務は未経験

勉強は、参考書や問題集を目次にそって最初から順にやっていかないと気がすまないタイプ、暗記物も完璧 に覚えないと不安に感じてしまうタイプ

結論
助言

あなたは監査を先に取得するべきです。

理由

 あなたは20年も会社にお勤めになった方。まじめな方と推察します。 また、会社内での評価アップを狙っておられるので、なるべく、あなたの性格に 応じて助言しましょう。まずは上記の理由から述べます。

  1. 神経質な方は監査にむいているから
  2. 監査は暗記の比重が高いから
  3. 監査は未経験であっても、理想論を書けば合格するから
  4. 監査は網羅性を重視するのであなたの性格に向いているから
監査とシステムアナリストの小論文の異質性

 システム監査試験とシステムアナリスト試験の小論文で必要とされる知識や資質を 表形式で対比しました。ご参考にしていただけますでしょうか。


科目 システム監査 システムアナリスト
規範 システム監査基準、システム管理基準 リエンジニア革命
会計学 会計基準、商法、証券取引法、会社法 管理会計、経営分析
経営学 経営戦略書のレビュー 経営戦略書作成支援
経済学 経営戦略書の妥当性確認のための知識として使います 経営戦略書作成のための知識として必要です。日経新聞など参考になります
経営情報システム ここから監査証跡をどう取るか、脆弱性はないかという視点でみます 情報戦略書と経営戦略書との整合性を保つことを考えます
経営法務 経営にリスクを及ぼす観点で法務を考えますが、主として会計 と計算機周辺の法務知識で十分です ビジネスプランを考える上で、上記の他に知的財産権保護などに 配慮します。
監査論 暗記が必要です 午前の問題が解ければOKです
人間的性質 繊細で、緻密な人に向いています おおらかで、大雑把な人に向いています

出題は良く似ているといえます。しかし、ものの考え方、小論文の書き方などが 大きく異なります

試験の本質
システム監査試験の本質

システム監査試験に一番近い試験は公認会計士試験です。だから、公認会計士 の人は、システム監査に受かりやすい。税理士試験を受けていた著者的にいうと、 財務諸表論+ソフトウェア技術者の資質で合格できそうな試験 といえそうです。軍隊でいうと、軍監です。

システムアナリスト試験の本質

 システムアナリストはわかりやすくいうと情報参謀であり、作戦の立案者です。 構想力豊かに白紙から作戦をくみ上げてゆく創造性が必要とされます。

両者の業務的差異

 両方の資格を実務の観点から比較してみましょう。


科目 システム監査 システムアナリスト
経営戦略 経営戦略の妥当性を経営の状況からレビュー 経営戦略を立案することを助言する
立場 監査対象 経営者のパートナー、助言者、コンサルタント
態度 否定的、他罰的、客観的 積極的、トップダウン的
行動 慎重、網羅的 概括的、リスクを意識して積極的に動く場合もある

システムアナリストシステム監査教育は
(c)(有)アイ・リンク・コンサルタント 加藤忠宏



投稿者 kato : 09:26

2006年7月 2日

中小企業診断士試験との難易度の比較について

システムアナリスト試験の難易度について

掲示板常連のWillさんからのご質問です。

こんにちは。プロジェクトマネージャー、システム監査技術者合格しました。
今年はこの後中小企業診断士、システムアナリストを受ける予定で勉強しております。
どうも中小企業診断士は二度目ですが勉強したことが頭に残りにくく、厳しく感じております。
一部の本では中小企業診断士試験の難しさは、システム監査技術者、システムアナリスト等より易しく範囲は 広いが勉強すればそれ程でもないとのコメントを見ました。
両方の資格を持つ先生から見てどうですか。
又システムアナリストと既に取得済みの二つの資格の難易度比較はどんな感じでしょうか。

中小企業診断士との難易度の比較
根本的な試験制度と国家試験としての思想の違い
 

Willさんのご質問を受けて、難易度を語る前に次のようなことを確認しておきたいと思います。

        
  1. 中小企業診断士試験は一次試験、二次試験、三次試験といった段階的選抜試験であること
  2.   
  3. 中小企業診断士とシステムアナリストとは要求される能力が異なること
  4.   
  5. 具体的にはIT技術等に関連する分野の知見にかかわる出題比重が相互に異なること
システムアナリストに受かりやすい人

 結論から言うと、システムアナリストに受かりやすい人は次のような人です

        
  1. IT的にはソフトウェア開発程度の知識で十分
  2.   
  3. 会計的には簿記の2級程度で十分、加えて関連法規の知識があればよい
  4.   
  5. 上記の2条件を満たした上で「情報戦略」というものをよく理解している人
中小企業診断士試験に受かりやすい人(IT系で)

 それではIT系で中小企業診断士に受かりやすい人とはどのような人でしょうか。

        
  1. IT的には上級シスアド程度の知識で十分
  2.   
  3. 経営学に関連する知識がMBA程度であること
  4.   
  5. 「情報戦略」というものを理解している必要は無い

 このように、試験に対する設計思想が異なるため、単純な難易度の比較が違うのです。

結論

 上記の事柄を踏まえてシステムアナリスト試験と中小企業診断士試験の比較をします。

        
  1. 勉強量の絶対量は中小企業診断士が10倍程度(出題範囲が広い)
  2.   
  3. 中小企業診断士の一次試験とだけを比較するとシステムアナリスト試験の方が難しい
  4.   
  5. 「情報戦略」の深さからだけ考えるとシステムアナリスト試験の方が難しい
  6.   
  7. 逆に「MBA的要素」の深さと広さから考えると中小企業診断士試験の方が難しい
  8.   
  9. 受験倍率から考えると中小企業診断士試験の方が難しい

 このように、試験によって要求する能力異なるため、どちらが難しいとは単純に言いがたい。しかし、あえていうと中小企業診断士の方が難しいと 思います。また、システムアナリストには「標準化」という概念が必要なのですけれど、中小企業診断士では「自己相対性」、「独自性」のある経営思想 が要求されます。この点が大きく異なる点です。また、中小企業診断士の経営理論は中小企業向けの理論構成であるのに対して、システムアナリストの経営理論はITベンダーから見たものであり、大企業向けであるということです。

監査、プロジェクトマネージャ試験との難易度の比較
監査試験との比較
 

システム監査に関してはあちこちで私語っているように、システムアナリストよりやや簡単な試験である認識が重要です。 そうしないと逆に合格しにくい。SEにとって、システムアナリストの難易度を100とするとシステム監査は85くらいでしょうか。 プロジェクトマネージャ試験はある程度、実務能力が必要なので90ではないでしょうか。

        
  1. システムアナリスト試験は経営戦略を正しく理解する能力が要求されるから難易度が高いと思う
  2.   
  3. システム監査はシステム監査基準に関する正しい理解を理解していれば合格できる可能性が高い
  4.   
  5. プロジェクトマネージャはPMBOKの理論的側面と実務的側面の両面の理解が必要である。
AU、PM合格者が診断士試験を受験する場合の留意点

 システム監査試験合格者もしくはプロジェクトマネージャ試験合格者が中小企業診断士試験を受験する場合の留意点を示します。

        
  1. 勉強量の絶対量を確保する必要がある。毎週15時間以上
  2.   
  3. 一次試験と二次試験では質・量とも難易度が急激に難化するので注意が必要
  4.   
  5. 情報処理技術者試験はスピード勝負ですが、診断士試験は思考の深さが必要
  6.   
  7. 「MBA的要素」の深さと広さに対応する必要がある(異分野の専門性への対応)
  8.   
  9. 診断士試験は浪人が強いので注意が必要
システムアナリスト試験の教育は
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投稿者 kato : 13:33

2006年6月11日

IT基盤計画書作成について

ANの論文作成について思うこと

 ある生徒さんのAN論文の添削を行ってみて感想を述べます。
H17年午後II問2の制約条件

出題の題意は「IT基盤の整備計画について」とシンプルですが、「ビジネスの変化に対応する柔軟性や拡張の確保」「ビジネス戦略を理解したうえでの計画」 という制約条件がはまっています。

システムアナリスト加藤忠宏の意見
IT基盤整備計画書作成の際の留意事項

 以前、あるビルのIT基盤整備計画書を作成した際に留意したことを列挙します

  • 1.IT基盤整備計画書の上位文書の査読(通常は情報戦略書か経営戦略書)する
  • 2.企業、都市などクライアントの抱えている課題を理解する
  • 3.IT基盤整備計画書が準拠しなければならない法律を理解する
  • 4.IT基盤整備計画書を作成して欲しい、クライアントの狙い(目的・意図)を理解する
  • 5.組織文化や現在のインフラの状態について理解する

 自分の場合は、創業者をインキュベートする施設及びそのネットワーク環境と位置づけを議会に提出する 基本計画書を作成したのでした。IT基盤整備計画書を作成するとき、システムアナリストはクライアントの 立場に立って、その組織の成り立ち、文化、構造上の問題点などについて深く理解しようとするのです


経営戦略書を徹底的に読み込む

 IT基盤整備計画書を執筆前に、システムアナリストはクライアントの経営戦略書を徹底的に読み込みます。
そして、ITインフラの整備によって得られるメリットを特定し、絞り込んでゆきます。そして経営者に納得の行くメリットを示します。




  • 1.売上の向上、営業利益率の向上(経営的効果)

  • 2.株価の向上(社会的評価)

  • 3.顧客との関係の効果

  • 4.競争の優位性の確立について

  • 5.業務の効率化の推進、生産性の向上



 効果には経営的数字や株価のように計数的に評価できる項目と、競争の優位性や顧客との堅固な関係など、
数字に表れない要素もあります。しかし、相手は経営者ですから、両論をきちんと説明できれば大概の場合は
納得できるはずです。

IT基盤整備計画書を執筆する際の盛り込む内容

 IT基盤整備計画書には次のよう内容を盛り込みます。

  • IT化投資の目的と計数的効果
  • 計数的効果の測定方法とITガバナンスの手法
  • 中長期計画の見直しについて
  • IT投資の予算とその回収法
  • IT投資や技術選リスク低減のための手段
  • IT投資計画が満たすべきコンプライアンス
小論文を書く上での留意事項

 以上のことを踏まえて、小論文を書く上での留意事項を示しておきましょう。

  • システム開発の話に終始してはいけない
  • 経営戦略書を読み込む、態度を示さないといけない
  • ビジネス環境に配慮した開発計画や拡張性への言及が必要
  • IT投資を短期間に回収する方策が示されているとさらによい
  • IT投資や技術選択にあたっては他社の先進事例のサーベーランスが必要

 従って、AEのようにひたすら開発手法について述べていれば合格が出来る種目とは少し趣が異なる点に 留意が必要です。

 本件について何かご質問がありました、掲示板やメール等でご意見をいただければ、回答申し上げます。

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投稿者 kato : 16:12

2006年5月21日

システムアナリスト受験のための学習計画

AN受験勉強について

生徒さんからのご質問です

システムアナリストの勉強方法について幾つかのパターンごとに勉強計画法の提示がいただけないでしょか。

しばらく、本業が忙しかったのと、急な仕事が舞い込んできていたのと、会社が少し大きくなったので社長業に 手間をかけていました。お返事が遅くなって申し訳ありません。
お返事したくても、業務繁忙で返事ができなかったのです

システムアナリスト加藤忠宏の意見
ソフトウェア開発以上の高度資格を持たない方

 ソフトウェア開発以上の高度資格を持たない方は、午前対策からしっかりやる必要があります。 そこで次のようなプランを考えました。いかがでしょうか

  • 6月 午前対策 情報科学、ソフト開発、標準化、経営情報を中心として
  • 7月 午後II対策 まずCDを読んでください。
  • 8月 午後II対策 論文を1回目書いてみてください、添削します
  • 9月 午後I対策 午後Iを解いてみてください
  • 10月 午後II対策 論文2回目を書いてみてください。添削します

 過去の講師経験から言うと、ソフトウェア開発抜きでシステムアナリストを受験するには少し無謀な感じが します。無論、絶対に受からないとは言いませんが、合格の確率は、高度資格者よりも少なくなることは間違いありません。 それでもあえて受験する場合には、しっかりと基礎を固めることをお勧めします。


スペシャリスト系高度資格を保有しておられる方

 ネットワークやデータベース、セキュリティ資格を保有されている方の勉強方法です。一見するとソフト開発の方と
よく似ているのですが、勉強する内容の質的に違います。




  • 6月 午前対策 標準化、経営情報を中心として

  • 7月 午後II対策 まずCDを読んでください。

  • 8月 午後II対策 論文を1回目書いてみてください、添削します

  • 9月 午後I対策 午後Iを解いてみてください

  • 10月 午後II対策 論文2回目を書いてみてください。添削します



 この方は午前試験の経営などの分野が弱いことが多いので、経営に関する勉強をしっかりやられたらよいと思います。
特に、午前では損益分岐点、原価計算、経営分析などを、午後Iでは経営者が意思決定に用いるデータや分析法(例:RFM分析
やABC分析など)を知っている必要があります。午後IIでは、小論文の基本的書き方からマスターが必要でしょう。

AE,PM,AUなどの小論文系高度資格保有の方

 結論から言うと、午後I,午後IIの勉強だけでよいと思います。免除科目もある方もいらっしゃることでしょうから。

  • 6月 午後I対策 まず、AN試験ではどのような問題が出題されるのか、他の区分との差異の把握が重要です
  • 7月 午後II対策 まずCDを読んでください。
  • 8月 午後II対策 論文を1回目書いてみてください、添削します
  • 9月 午後I対策 午後Iを解いてみてください
  • 10月 午後II対策 論文2回目を書いてみてください。添削します

 このパターンの受験者の場合、過去の合格体験を踏まえたうえで、いかにANらしさを習得できるのかがポイントになって来ると 思います。過去の合格科目の癖、監査のクールさ、PMのPMBOK的発想、AEの開発中心の思考方法を脱して、いかに経営者よりの考え方を トップダウン的に出来るかがかぎとなります。

 とりあえず、ご要望がありましたタイムスケジュールを書いておきました。突っ込みをいただければ詳細に考えてゆこうと思うのです。

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投稿者 kato : 20:04

2005年9月21日

2005年9月21日 ご質問いただく方にご理解・ご協力お願いします

ご質問いただく方にお願い

恐れ入りますが、以下のような形でご質問いただけると助かります
  • 1.問題となる箇所を明確にしてください
  • 2.なぜ、疑問なのかを明確にしてください
分かりやすい質問の例-1
A様の質問事例

CDのPXXのなかに「平成YY年の問1の解説について『これは明らかにSCM』をターゲットとした問題です」 との解説がありましたが、その理由を教えてもらえるでしょうか。

A様への回答例

A様
私が、CDのPXXに上記の記述を書いた理由は次の通りです。

  • 1.課題となっている平成YY年の前後の問題文の事例で多数SCMが登場している
  • 2.そのため、私は、同じ試験委員が問題を作成していると考えた
  • 3.試験委員によって事例や経験が偏ることが多い

以上の理由で、私は、SCMとERPをテーマとした問題と考えました。今後もよろしくお願い申し上げます

分かりやすい質問の例-2
B様の質問事例

CDのPXXのなかに「ANの設問ウの心得として『評価は計数化する』」 との解説がありましたが、良く分かりません。具体的な事例を示して教えてもらえないでしょうか。 また「計数化して評価する」という表現がプロジェクトマネージャ的だと思います。 どう思われますか?

B様の回答事例

B様ご質問有難うございます
ANの設問ウで計数的な評価は重要です。理由は経営には目標があるということです。 具体的な例として①営業利益の黒字化、②広告経費の20%削減などのように、経営でも計数的な 評価を行います。
B様がおっしゃることも最もです。プロジェクトマネージャの場合、品質目標(1kステップ中のバグ摘出目標Z個) のように計数的な目標を掲げます。プロジェクトマネージャもアナリストと同様に管理者 的視点が重視されます。ご参考になりましたでしょうか。

加藤は受講生の方と上記のようなコミュニケーションを求めております
ご理解のほど宜しくお願い申し上げます



投稿者 kato : 15:52

2005年9月16日

2005年9月16日 AN論文の重要点の整理

AN午後II小論文・論述の要点

生徒さんの論文を何本か採点した上での所見

 生徒さんに小論文の添削をさせていただいた。そのうえで 幾つか共通する点があると思い。「ANの小論文の要点」 を整理する気持ちになった。特に、生徒さんの「小論文で気になる点」 は以下のとおり。

【生徒さんの論文の課題(共通点)】
        
  • 1.情報戦略の骨子を明確にかつ具体的に示していない
  •   
  • 2.AN独特の用語に明確に対応策を示していない
システムアナリスト加藤忠宏の意見
1.情報戦略の骨子を明確にかつ具体的化について

 システムアナリストは「IT化戦略の方針を明確に」 する必要がある。特に「生徒さんの論文で欠落している共通点」 は次のとおりである。

【情報戦略(IT化戦略)の骨子の明確化】
        
  • 1.カード業界ならCAFIS、EDIならEDIFACTなどの準拠すべき 業界標準を示すべきである
  •   
  • 2.業務の一元化の方針を示すべきである:具体的に一元化する業務名
  •   
  • 3.どのようなインフラにするのか。たとえばTCP/IPベースの イントラネット上のグループウェア等を明確にすべき
  •   
  • 4.パッケージ導入ならば、パッケージのもつ特性(生産工程の前工程に強い日程計画パッケージ)と 企業特性や経営者の要望に明確に回答すべきである

 要は、システムアナリストは「情報参謀」だから、 企業の進むべき道を「バリッと示す必要がある」 。これらは「設問イ」冒頭で高らかに宣言するとよい。

だから、設問アの段階で述べておくこと

 このため、設問アでは設問イで上記のことを述べるために 「伏線を仕込む」必要がある。具体的内容は次のとおりである。

【設問アで入れておくべきこと】
        
  • 1.解決すべき企業課題(業界固有のものを書くとわかりやすい) :卸売業なら、卸の中抜き、顧客の小売業の衰退など
  •   
  • 2.上記の課題をうけた経営戦略:卸売業ならリテールサポートなど
  •   
  • 3.場合によっては「2」を受けた「IT戦略」の概要
  •   
  • 4.経営目標(例:営業利益の黒字化など数値的に具体的に)

 設問ア後半か設問イ前半で、「具体的な経営目標」 が明記されていないと設問ウの評価の客観性が問われる。

システムアナリスト用語に注意!

 AN独自の用語例を示すと ビジネススピードの向上などがあげられる。これらは、問題文の前段 部分に定義が載っているので、必ず定義をしっかりよんでおく必要がある。

 たとえば、平成14年問1の場合「経営判断や業務遂行の迅速化(以下ビジネススピード の向上という」とある。これらはすべて、小論文のなかで解決策などを具体的に論述して ゆかなければならない。

平成14年問1の例(論文構想)

 上記の経営判断や業務遂行の迅速化(以下ビジネススピード の向上という」をテーマに論文構想を組み立てると以下のとおりである。

ビジネススピードの向上 例:光学機器メーカのIT戦略
        
  • 1.解決すべき企業課題(業界固有のものを書くとわかりやすい) :下請け構造からの脱却、国際分業社会の中で高収益体質の企業の確立
  •   
  • 2.上記の課題をうけた経営戦略:新製品開発の伴う、ネット販売網の確立 (特許とらず戦略ゆえ1~2年の短期戦略)
  •   
  • 3.ネット販売支援を支えるバックオフィスシステムを構築し、 経営判断や業務遂行の迅速化を支援する。
  •   
  • 4.経営目標(例:営業利益の黒字化など数値的に具体的に)
  • 5.情報戦略目標(例:顧客管理業務、営業活動評価、ルート営業先計画策定業務時間の短縮化、 短期営業成果集計の迅速化)

 この企業は、特許をとるリスクや、時間を省いて営業網の確立に企業の命運を 賭けた。その経営戦略を支えるために営業関連の計画、遂行、報告システムを確立し 業務支援をするとともに、そこから吐き出される成果集計を短期化することによって 経営者の意思決定支援を行うことを骨子としたものである。

 ぜひ上記の助言を、参考されて受験される皆様が合格されることを祈念する。

(c)有限会社アイ・リンク・コンサルタント
情報戦略を立案し、ソリューションするシステムアナリスト


投稿者 kato : 00:53

2005年9月13日

2005年9月13日 AN午後Iに関連する勉強法(生徒さんの質問への回答)

AN午後Iの解法について

生徒さんからのご質問です

> システムアナリストの午後Ⅰについてお伺い致します。 最近ではシステムアナリストは午後Ⅰが難しい(時間がないこともあり) とよく言われていますが、模擬試験も含め安定的に8割程度の点数をとるためには、 過去問題を解くだけでは不十分だと思っております。 そこで質問ですが、漠然とした質問で大変申し訳ございませんが、 午後Ⅰで安定した点数を取るためには、何か秘訣 みたいなものはありますでしょうか。 宜しくお願い致します。

システムアナリスト加藤忠宏の意見
パブロフの犬状態の、ANの午後Iの答え

 システムアナリストの午後Iは加藤的には「難しくない」 と考えています。それは「最初から答えが決まっていることが多い」 からです。時間がなくなる方は「答えを考えていらっしゃる」 からでしょう。ANの午後Iは「パブロフの犬状態」なのです。

システムアナリスト試験でいうところのソリューション

 システムアナリスト午後IでいうところのソリューションはSEのいうところの ソリューション(パッケージの導入等)と意味が異なるのです。AN午後Iのいう 「ソリューション」はどちらかというと「knowledge」や「How to」 をさしています。

システムアナリスト試験午後Iの下敷き

 AN午後Iの下敷きを列挙すると ①BPR(リエンジニアリング)②「QR」や「ECR」 であり、ハマー、チャンピー著「リエンジニアリング革命」が下敷きになって問題が作られて おります。

 また、 ①中小企業診断士試験・経営情報システムも抑えておいて損はない でしょう。さらに、②「POS」や「ICカード」関連の流通システム も重要です。

参考書籍

査読しておくことを お勧めする書籍群は次のとおりです。特に「流通とシステム」 はお勧めです。

勉強法

 勉強法は「与えられる課題別に、ソリューションが決まっている」ので、 課題別にソリューションを整理しておくことが必要です。例を以下に示します。

【ソリューション事例】
        
  • 見込み生産型の課題:納期管理・・・受注が決まってから生産するから
  •   
  • 顧客の層別分析手法:RFM分析(フリークエンスショッパーズプログラム)
  •   
  • 卸売業の経営課題:卸の中抜き、顧客である小売業の衰退
  • 製造業における部品在庫の削減:共通部品の採用

 事例にはいくつかの類型があるので、上記参考書を見て整理しておいてください。

(c)有限会社アイ・リンク・コンサルタント



投稿者 kato : 00:24

2005年7月22日

2005年7月22日 午後I問題の選択法について

午後Iの問題選択法について

午後Iの問題選択法について、掲示板の読者の方からご質問をいただいたので回答したい。

ご質問内容

今日、午後Iの問題の選択法についてを読みました。問題文の長い問題を推奨されているようです。 しかし、私の意見は逆で、問題文の短い問題の方が解答し易いです。 なおみぜならば、何度も問題文を読み返して解答をみつけるには、 問題文が長いと見つけにくいからです。加藤様は、どうして問題文の長い問題を推奨されているのでしょうか。 それでは、よろしくお願いします。

加藤の解答
なぜ、加藤が午後Iで長文問題の選択を推奨するか

加藤がなぜ、情報処理技術者試験、高度区分の午後Iで長文のある問題を推奨するかについてお応えします。 以下をご参照されたい。

  • 長文型問題のなかには解答に必要なヒントが多く含まれている。
  • 長文型問題は「解答導出型」が多く、そのまま問題文を書き抜くと そのまま解答になることが多い
  • よって、問題導出型は解答を考える時間が少なくてすむ
何度も問題を読むロスを少なくするために

問題文を何回も読み進める必要がある方は次のような問題点をもっていると思う。

  • 設問に該当する箇所を見つけるのに時間がかかってしまっている
  • どこが、ヒントになる記述か分かっていない

この様な問題を解決すると長文であっても、苦にならず、解答のヒントを見つけられる。ただ、 短文型の問題がお好きな方は、理系的で技術力のある方なのかもしれない。だから、ヒントが 少なくても答えを見つけられるとも考えられる。自分の場合は鈍才なので、 だれもが解答をみつけられる方法を推奨している。

長文が苦にならない方法は次の通り。

  • 問題文から読まず、設問文から読み、どこを指定しているかを見抜く
  • 設問文の指定箇所にチェックマークをつける
  • 次に本格的に問題文を読み、チェックマークをつけた箇所を集中的に読み込み 可能であれば抜書きする
  • アナリストの場合は、経営者の主張がある箇所は、読み進める中で要注意マーク※ をつけておく

皆さんのご意見をお待ちします

Copy Right(有)アイ・リンク・コンサルタント 加藤忠宏



投稿者 kato : 15:33

2005年6月29日

2005年6月29日 情報戦略の立案と構想の難しさ

将棋ソフトアマ竜王戦ベスト16

将棋ソフト「激指(げきさし)」快進撃

将棋ソフト「激指(げきさし)」がアマチュア竜王戦でベスト16に入った。 アマ竜王戦は国内トップクラスの集まる棋戦であり、優勝者はプロの 大会にも出場権が与えられる。そのなかでグループリーグを突破して さらに決勝トーナメント1回戦を突破してベスト16入りした。 2回戦に破れベスト8は逃したが、今後の可能性を感じさせる。

「激指(げきさし)」は独立行政法人職員の鶴岡さんが開発したソフトである。 このソフトは、毎年行われるソフトどおし大会に優勝して、人間の大会に 出場権を得た。

人工知能の弱点の補強が課題

AIに将棋の感覚を仕込む場合、駒を点数化させたり、局面の優劣の判断テーブル をもたせるなどする。さらに、良い形、すなわち、「銀が二枚並んだ形 が優秀」という定義を行う。

将棋ソフトは、局面の多様性がなくなる終盤に強みを発揮する。つまり、 人間だったら「詰むや詰まざるや」という局面の判断が早い。これは、 しらみつぶしで可能性を高速に検索する。だから、プロとの角落ち戦では 「激指(げきさし)」はプロの気がつかない詰み手順を見つけて勝利した。

しかし弱点もある、定石などの決まりきった手順には強みを発揮するものの、 アマトップクラスの高度な序盤戦略には対応できない。人間独自のもつ「戦略性」 や「構想力」の実現が重要な課題となっている。

ANらしい戦略構想を持つためには

生徒さんから「私は情報企画書などは書いたことがないので、情報戦略など 思いつきません、だから、論文が欠けないのでどうしたらよいでしょうか」 という質問を受ける。

現状を是認しない態度が戦略性を有無

しかし、戦略性などというものは、日常から養うものであって、 即座に身につくものではない。日常生活の課題について深く疑問を持ち、 その問題をどうやったら解決できるかを真剣に悩んでいるものに戦略性は 宿るものである。つまり、流されていることに満足している人間には 「戦略性などない」と断言しても良い。

戦略が生まれる過程

著者が顧客企業の情報戦略を組み立てるときは、顧客企業の弱点に着眼する。その弱点が解決すべき 課題であるという認識に立つ。次にその企業を取り巻く外部環境と、組織的体制を確認する。 これは、問題を解決するための制約条件を確認するためである。

そして、顧客に対して、幾つかの提案を行う。しかし、顧客は大概「制約条件があるから駄目だ」 と答えてくる。ここで発想の転換を促す必要がある。顧客は固定観念に固まってしまっていて 「今まで駄目だったのだからどうせ駄目だ」と考えているからである。

問題解決を困難にしている要素として組織内および、組織間の利害 対立がある。特に「自分だけ利益を得よう」とすると抵抗は大きい。 皆、利益を得たいからである。これがビジネスの基本である。

相互利益の戦略が実現させる戦略構想

例えば、良い商品を持っていても販売力のない顧客Aがいたとする。 また、企画力はあるものの、業界に知名度のないWebコンテンツ製作者Bがいたとする。 もし、あなたが業界に顔が利くのであるならば、Aの商品を販売するサイトをBに 作らせればよい。そして、あなたはその見返りに成功報酬型で利益を得ればよい。 ビジネスとはこういうものである。

逆に失敗する情報構想として、ITベンダーの提案する、BtoBサイトあるいは BtoBソリューションなどがある。これらは、問題可決の一気通貫を標榜し、 結局は1社で利益を得ようとしている。だから売れないのである。 業界はその単純な思考から早く抜け出す必要がある。

参考:日本経済新聞2005年6月27日「アマ竜王戦ベスト8ならず」序盤でつまづき惨敗



投稿者 kato : 15:08

2005年6月27日

プロジェクトマネージャ試験小論文レッスン-2

論文の客観性を確保するために

どんなに一生懸命書いても、論文に客観性がないと合格評価の「A」にならない。

AN論文の客観性

ANの場合次の点に留意して設問イを論述すると良い

  • 設問アで述べた経営目標が数値化されているか
  • 設問イで経営目標を達成するための「工夫」が論述されているか
  • 設問ウの評価のところで、経営目標の達成度が具体的に論述されているか

ここで注意が必要なことは、「経営目標が業界値として妥当」 であることである。それでは業界値はどうやって知るのか?

「中小企業の経営指標」中小企業庁編、同友館が良い。

PM論文の客観性

PMの場合次の点に留意して設問イを論述すると良い

  • 設問アのプロジェクト概要で「プロジェクト上の課題」が暗示されているか。
  • 設問イ前半部でPMBOK等に基づく標準技法によって、プロジェクト計画が立案された様子が伺えるか
  • 設問イ後半部では、上記の努力に関わらず、やむを得ぬ事情が発生し、その対処が行われたことがかかれているか
  • その対処方法が、「妥当な手段」か?
  • 設問ウの評価のところで、プロジェクト管理者としての管理手順の妥当性、プロジェクト結果の妥当性が述べられているか

ここで注意が必要なことは、「妥当な手段」 についてである。これを知るためには午後Iの問題を解くと、どのような態度をPMに 求めているのかが良く分かる。

また、この時期読む基本図書は「プロジェクトマネジメントガイド」PMI協会編が良い。

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投稿者 kato : 23:18

2005年6月26日

2006年6月19日 AN本誤謬について(お詫びと訂正)

「最短合格」システムアナリスト午後I・午後IIオリジナル問題集

読者ご指摘の誤謬についての見解

著書お買い上げ「誠に有難うございます」誤字があったとご指摘 がありましたので、ご報告申し上げます。

P21~P22について
読者ご指摘事項

大した誤謬ではなく、p20の5行目「とを薦める→進める」 p21の4行目「照明設備→証明設備」ぐらいです。 ちょうどこのページから読み始めたので、目に付いてしまったというのもあります。

著者回答

著者からの回答です

  • P20、「1問題を読む手順」最終行 進める(×)→勧める(○)
  • P21、「2004年 AN午後I 問3本文抜粋」 3行目 証明設備(×)→照明設備(○)

P27について
読者ご指摘事項

27ページの「2.設問で”必要な機能”と効かれた場合」 =>「2.設問で”必要な機能”と聞かれた場合」でしょうか?

著者回答

  • P27 最終行から2行目の表題:「2.設問で~効かれた場合」(誤り)
  • 「2.設問で~聞かれた場合」(正しい)

原因究明とお詫び
著書作成の事情の開示

今回の出版・校正事情を可能な限り開示します。無論、同友館さんも一生懸命 やっていただき、早期に出版できたことも付記しておきますし、同友館さんと著者の 関係も円満であります。

  • 著者校正は3回行いました。(通常2回です)
  • しかし、企画段階で著者は「B5版」、出版社側は「A4版」と考えていたようで、 出版側の意向が著者に伝わらず、急遽加筆を強いられました。
  • 出版社側の校正状況は不明です
  • 著者校正は通常、移動中に行います。単純な誤字に気がつかなかった原因の 1つにこのような校正環境があると思われます。
  •  
  • 校正のつど、新たな誤謬が発生・発見するなど不可思議な状況が多々あった

基本的に今回の背景には、出版競争の激化と出版時期の前倒し、出版界のコスト 削減などの状況もあるのではないかと推察されます。著者も落ち着いた環境で校正 できればよいのですが、半年先までの平日スケジュールが満杯の状態で出版する限り 移動中の校正が定常となっております。恐れ入りますがご了承ください。

お詫び

せっかく、お小遣いをはたいて買っていただいた方にお詫び申し上げます。私ども著者も 細心の注意はしておりますが、誤字があって申し訳ございませんでした。今後とも、応援 してください。有難うございます。




投稿者 kato : 11:25

2005年6月22日

SEはなぜANに受かりにくいのか

システムアナリスト受験を目指すSEの方に

AN受験者の需要は狭くて深いものがある。これは、AN受験者は向上心が高く、立派な考え方や理想、問題意識をお持ちであることとは無関係ではない。それではなぜ、SEはAN試験に合格しにくいのか。考えてみよう。

AN合格者の横顔

AN協会に入会して思うことは、AN合格者には幾つかのパターンがあることだ。その類型を受験キャリア別に示すと次の通りになる。

  • 類型1(純粋SE型):AE→PM→ANといったキャリアパス
  • 類型2(システム監査同居型):システムアナリストと監査を両方お持ちの方、診断士も持っていることが多い。
  • 類型3(多能型):会計士、税理士など法律系資格ないし同資格の科目合格者

以上からわかるように、AN合格者は比較的視野が広く多方面の専門知識を持っていることが多い。

SEの弱点を克服しよう

SEと名乗る方は、本当にシステム設計をしておられるのだろうか。SEと称して、実はKE(カスタマーエンジニア)ではないか。データベースサーバの設定、メールサーバの設定などはできるが、業務分析から要件定義までを一貫して担当したことのあるひとはどれだけいらっしゃるのか。

特にSEと称する方の中に次のような方がいらっしゃるのでので不安なことがある。

  • DFD(Data Flow Diagram)が書けない:要件定義がドキュメント化できない
  • ER図の矢印の方向を感でやっている:正規化を知らない
  • IEEEの規格を良く知らない

私がこのような指摘をすると、「そんなことは聞いたことがない」「研修でやったことがないから知らない」という言葉が返ってくる。本当にこれでよいのか。

自分に厳しく問題意識を持とう

会社が研修をやってくれないからしらないでは駄目だ。そうではなく、心にエンジンを持って、自ら勉強する姿勢、自らに投資する姿勢、自らの知識の欠落を補おうとする姿勢が必要だ。そのために、会社が「やれ」といったものではなく、一見すると仕事とは無関係でありそうな分野でも意欲的に知識を吸収する姿勢がSEに求められる。




投稿者 kato : 08:55

システムアナリスト受験日記-1

システムアナリストにSE経験なくして合格する方法

ある方が、「SEの経験なくしてAN受験は無謀でしょうか」という質問をされましたので、回答する。

AN受験にSE経験は無用
加藤は診断士受験のノウハウでANに合格した

私は、平成6年度新年度試験初回でANに合格した。受験勉強は1時間(ITECの予想午前問題を前日解いただけ)。しかし、ITECの模試は全然できなかったが、「ITECの予想こそが間違っている」という確信があった。私の確信はANは「SISとBPRの試験だ」ということである。これがAN試験の原点である。

SE経験は邪魔にこそなれ、必須ではない

そもそも、AN試験にシステム設計の内容は問われないのであるからSE経験は不要である。余計なSE経験こそ不要である。むしろ、経営に関する知識、業界の問題解決を必要とする背景と事情、そのITによる解決法が提示できればANは合格する。

AN的発想とは
経営戦略に準拠する情報戦略立案

ANは情報戦略を立案する人である。情報戦略を立案するために、まず顧客企業もしくは組織が置かれている経営的背景、時代的背景、業界特性を理解しようとする。そして、問題解決法として、経営的解決方法(経営戦略)、業務の工夫による解決方法(業務改革)、IT的問題解決方法の3つの手法を検討し、最適と思われる組合せを提示する。

IT投資には企業会計を基礎とした考え方がある

IT投資をする際に、企業の財務状況の概観を俯瞰する。そして、IT投資体力があるかを検討する。また、単に投資しっぱなしではなく、適切なITの普及方法や運用を計画する。

さらに通常のSEが思いつかないことが「IT投資額の回収」である。IT投資は設備投資と同様に、キャッシュフローで回収されなければならない。このことがしっかりかけると説得力のある論文になる。

ITを強調したいのであるならば

どうしても、ITやSE経験を強調したいのであるならば、問題解決に当たり、最新技術の検討を行ったことを書けばよい。その際に、どのような効果を期待し、そしてリスクを感じたのか、そのリスクに対してどのような手法で調査を行い、どのような過程を経て結論を出したのかをしっかりかければよい。

試験委員が知りたいこと=あなたの自己改革力=

試験委員が知りたいことは、あなたが、ANとして①トップダウン的な視点をもっているか②常に自分のSEとしての仕事に疑問や問題意識をもっているか③現状の仕事に満足せずに自己改革しようとする姿勢をもっているかである。それが書けないとどんなによいことを書いても説得力がない。受験者は論述の中で自己改革能力、自分を見つめる力を問われている。

以上



投稿者 kato : 00:42