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2007年08月28日
プロジェクトマネージャ試験小論文作成の留意事項(続き)
プロジェクトマネージャ試験小論文の題意の把握と執筆にあたり留意すべき事柄
ある読者の方からご質問をいただきました。
現在、添削内容を基に論文を修正しているのですが、やはり書くべき内容がまったく浮かびません。
先ほど、やっとの思いで修正が終わりましたが、時間にすると8時間ほどかかってしまいました。
知識不足が原因だと思っていますが、どのような対策が良いのでしょうか?
現在は、論文集を読んだり、自分なりに書いたりしていますが、試験対策本以外のPM本も読んだ方が良いでしょうか?
論文に書くべき内容
プロジェクトマネージャ試験において、論文設問イとして書くべき内容は次のとおりです。なお、 論文のテーマは「進捗管理」とします。
- 設問イ前半部:理想的な管理状態を想定し,PMBOKで記載されている理論的施策をそのまま事例に当てはめて 書けばよい。
- 設問イ後半部:理想的な管理状態を維持したいと考えていたが、顧客の要求などによって理想が崩れた場合の 実務的対処を書く
- ※:世界標準に準拠しつつ、実務的問題解決能力があることが示せればこの試験は合格できるのです。
良く見られる「ドタバタ物語」「スーパーSE物語」を書こうとするから苦しいのです。 設問イ前半のPMBOKは理論的内容なので、そのまま、冷たく書けばよいです。問題は設問イ後半部は 実務的問題解決が問われます。
実務的問題解決とは
実務的な問題解決とは「オヤヂ的問題解決法」ではなく冷静な対処法が求められます。
- 契約書にもとづく法的解釈の徹底による問題解決
- 事前打ち合わせ記録の参照に基づく問題解決
- やむを得ず工程を見直す場合、計画を変更する場合は、スコープ委員会などの手順にのっとった 正規の手続きよる問題解決
- 単純な増員などの安直な問題解決を選択しないこと(禁止事項)
重要であるとかかれている内容は必須であり、必要である大切であるとある項目は80%程度 その他の内容は60%程度盛り込んでおく必要があります。すべてを盛り込みたいところですが 試験の制限時間と字数制限もありますので現実的には妥協は必要でしょう。
実務的問題解決の記載内容
よって問題解決法では次のようなことをします
- 契約書を顧客と読み合わせをして、現状問題解決の責任関係を明確にすること
- 詳細事項や見解の相違事項は過去の打ち合わせ記録に基づいて相互協議しつつ問題解決すること
- 計画は独断解決せず、周囲への報告連絡相談、周知徹底を行うこと
- ※よって、重要な点は①業務手続の遵守、②組織ルールの遵守、③顧客との協議の徹底、④ 打ち合わせ文書の利用、④同僚、上司への相談、協力の要請です
プロジェクトマネージャとしての知識不足について
プロジェクトマネージャの知識が不足していると自覚される方は、安直な勉強法を選択せず 次の点に着目しておくと良いでしょう。
- プロジェクト計画書、開発標準書などの文書をレビューすること
- プロジェクト管理に必要は派遣法、労働基準法、民法の契約関連の知識、著作権法などの法規の 分野の知識を習得します
- 自分の上司が、日常、どのような行動様式で組織内で行動しているのかを観察すること
法律にかかわる知識は、法律家になるわけではないので必要な部分だけかいつまんで 勉強しておくと良いと思います。
当面すぐに役立つ知識
- PMBOKは精査、精読しておくこと。暗記するくらいがよい
- QC(Quality Control)は一読しておくよい
- プロジェクト管理上発行される文書にどのようなものがあるか、どのようなものが書かれているかについて 調べておくと良い
- 文書体系を整理しておくと、プロジェクトマネージャの業務フローがよくわかる
要はプロジェクトマネージャは工場長のようなものですから、工程管理技術、品質管理技術が あることを示せればよいのです。そのヒントがPMBOK,QC なのです。
投稿者 muramatsu : 09:34 | トラックバック
2007年08月27日
プロジェクトマネージャ試験小論文作成の留意事項
プロジェクトマネージャ試験小論文の題意の把握と執筆にあたり留意すべき事柄
ある読者の方からご質問をいただきました。
論文を作成するに当たり、一番苦労したのが、論文に書くべき内容がまったく浮かんでこない事でした。
今回は延べ10時間ほどかかり、とても2時間で書き上げる自信がありません。
さらに、添削して頂いた内容を見ると、自分の論文が題意から大きく逸れていることがわかりました。
添削に出す前は、(作成に時間かけた事もあり)それなりに自信もありました。
題意の把握について
論文添削を行っていて題意の把握が十分でない方が多いのに驚かされます。無論、私どもの CD教材の生徒さんは結構、いいところまでいっているのですが、総論として次の点に留意されて 論文の題意の把握に勤められればよろしいと思います。
- 論文問題文のなかで指摘されている項目が十分記載されているか
- 論文の主題および副題が十分記載されているか
- 論文で要求されてたこと意外の項目が記載されていないか(禁止事項)
論文で指摘されていることを盛り込むために
論文で指摘されていることを盛り込むためには次の事柄に留意すべきと存じます。
- 問題文のなかの「重要である」と書いてある事柄
- 問題文のなかの「必要である」「大切である」と書いてある事柄
- その他英語で言うと「shall be」に該当する内容
重要であると書かれている内容は必須であり、必要である大切であるとある項目は80%程度 その他の内容は60%程度盛り込んでおく必要があります。すべてを盛り込みたいところですが 試験の制限時間と字数制限もありますので現実的には妥協は必要でしょう。
主題および副題の把握について
主題は当然ですが、副題はしっかり把握しておかないと ピントの外れた論文を書くことになってしまいます。
- 主題が「プロジェクトの進捗管理について」とあったとします。
- その問題文のなかで、「プロジェクトの進捗管理に当たってはクリティカルパスの管理が重要である」と 書いてあったとします
- さらに深く読み進めたときに、「進捗管理に影響を兆候の把握が必要」とあったとします
このような場合、進捗管理だけをテーマに書いては不適合な論文といえます。
そこで自分の場合は次の点に留意した論理のを用意します。
- 主題が「プロジェクトの進捗管理について」以外のことは書かないように心がけます。
- その問題文のなかで、「クリティカルパスの管理が重要」な工程ラインが何か考えます
- さらに「進捗管理に影響を兆候」として何があったのか考えます。
具体的に考えると「顧客管理システム開発の進捗管理」において、
「顧客管理ワークフローの構築」する工程がクリティカルパスだとします
このクリティカルパスを管理するためにスコープ委員会に提出される「要望仕様変更書」や「各
ワーキンググループの報告書」の内容や多寡が予兆となるわけです。
最低限、このようなことを頭で整理したうえで論文を書くのです。


