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2006年08月27日
経験のない人のプロジェクトマネージャ、小論文対策
プロジェクト経験の少ない方のための論文対策
講座受講生である「今回は絶対に合格したい」さんから質問状をいただきました。 皆さんにも通用する内容なので、公開質問とさせていただきたいと思います。
先生に添削して頂いた論文結果を見ると以下のところで大量点を落としています。経験豊富な先生には気づかれているかもしれ ませんが、私はプロジェクトの経験が少なく以下の内容を書くのにとっても苦労します。
論文対策上困っている点
- 職務の分離を十分理解しているか
- 自分が行ったことのアピールが充分できているか
- 採用技術選定の具体的記述があるか
- 活動を裏付ける、根拠を充分用意できているか
- 種目の適切な見識や知識・造詣をもっているか
私のようなプロジェクトの経験が少ない人でも点数が取れる論文を作成したいのですが、どのような記述をすればよろしいでしょうか?ご教授お願いします
プロジェクトマネージャ論文の要点
プロジェクトマネージャの職務の分離について
情報処理技術者試験の論文で重要な点が職務の分離です。 通常、わが国のSEは「要件定義もするし、設計もする、さらにはプロジェクト管理もおこなう」 ことが定番となっていますが、本試験の論文でこれを論述すると落第 してしまいます。そこで、次のような工夫が必要です。
- 「システム設計した」などと他区分に該当する内容は論述してはいけない
- 「プロジェクト組織や契約内容を把握している」など管理者としての立場が明らかである
- 「プロジェクト目的の理解」「周知徹底」など管理職らしい行動様式が見られる
- 「紙ベースの管理」と「実地検分」とのバランスが良い
要は管理職としてのスタンスがはっきり論文から伝わってくるように論述することが 重要です。
自分が行ったことのアピールが充分できているか
プロジェクトマネージャとしての行動様式の正当性を確保する必要があります。 そこで次のような対策が必要でしょう
- 「購買管理規定」に従うなど、組織の規範に沿って行動しているか
- 「ISO9000」などの国際標準のプロセスを理解して行動を行っているか
- 「その場しのぎ」ではなくあくまで「計画的」にプロジェクトを運用しているか
- 「理論的・科学的手法」と「実践で発生しやすいリスク」を良く理解して相互のバランスをとり行動しているか
プロジェクトの経験がなくても、会社に存在する、プロジェクト計画書やISO9000の品質 管理マニュアルを読めば、どのような局面で、どのような行動を行わなければならないのか を学び、その規範に従ってそのまま論述してゆけばよいのです。
採用技術選定の具体的記述があるか
プロジェクトマネージャとしての採用技術は、例え、経験がなくても 次の文献を読めば妥当な採用技術が何かがわかるはずです。
- PMBOK(Project Management Body Of Knowledge)
- QC(Quality Control)の7つ道具
- 午後Iで出題されている問題解決技術
- 法律「民法の請負」「労働派遣法」などに基づく実務
- スコープ委員会の開催、品質管理委員会の開催など組織的な行動実績
一番の参考書は、PMBOK(Project Management Body Of Knowledge)です。 ここに書かれている採用技術を書けば、余程のことがなければ90%合格できるはずです。
「民法の請負」「労働派遣法」は、中小企業診断士の経営法務の問題や解説を読めば 契約の際にどのような留意点が必要なのかがわかります。
活動を裏付ける、根拠を充分用意できているか
プロジェクトマネージャは管理職ですから、品質保証マニュアルや契約書などのような 文書に基づいて管理活動を行います。その際、以下のような文書を抑えておいてください。
- 「請負契約書」などプロジェクトの基点となる基本文書
- 「情報戦略書」など企業の行動規範となる文書(※アナリスト、監査用)
- 「品質マニュアル」などプロジェクトの行動規範となる文書
- 「テスト手順書」などの現場における具体的な行動規範
- 「プロジェクト計画書」「テスト計画書」などの計画書の類
- 「テスト結果」「開発日報」など現場から上がってくる文書
上記の文書のうち、論文のテーマに沿って必要なものをピックアップして 論文のなかにちりばめて行けばよいのです。
種目の適切な見識や知識・造詣をもっているか
論述の際には次の点に留意して行くことが大切です。
- プロジェクトの目的を設問ア「プロジェクト概要」で述べているか
- 自分の行動様式の妥当性を文書などの客観的な物証で証明できるか
- ユーザアンケートによる顧客満足などに逃げることなく、採点者に対して自分のこ有働の妥当性を説得できるか
この部分は設問ウの説得力を現している基準なのです。
※ご注意:あくまでこの採点基準は加藤忠宏の採点基準に過ぎません
投稿者 kato : 2006年08月27日 13:48
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