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2005年12月 5日

12月5日 情報システムに関連する信頼性について

 先日、2005年11月1日に東証の証券売買システムがダウンした。この際に、「 東証の情報システムについての信頼性が損なわれるのではないか」という意見が識者の なかから出された。しかし、それ以外にも東証の情報システムについて問題が提起されている のだという。

東証の情報システムの問題点とその影響
東証の情報システムの問題点

 東証の情報システムについて、新たに問題提起されている点がレスポンス性能の 低さである。日本経済新聞社によると、売買注文を出してから、その「受付通知」が 返信されてくるまでに平均10秒程度かかるというのだ。たとえば米国ナスダックやロンドン 証券市場はこのレスポンスタイムに1~20/100秒程度であるという。
 このように、東証の情報システムの性能は他の証券市場のシステムに比べて 大きく見劣りをする。この点に海外のディーラーは大きな不満をもっているという。

売買取引に影響を与える情報システム性能

 売買取引のレスポンスは他の取引に大きな影響を与える。なぜならディラー達は、 朝一番での売買取引の「受付通知」を確認した後に、次の手段を講じるからである。 その情報の遅延はビジネスチャンスを逃すことにつながるからである。
 このようなディラーの東証システムに対する不信感は、東証に対する注文の抑止につながる。 無論、東証も11月の障害対策としてシステム増強を計画しているらしいが、現在の性能の 120%程度らしく性能問題を放置すると東証の地盤沈下は避けられないかもしれない。

情報システムのあるべき姿
ISO17799にみる情報セキュリティ

 情報セキュリティの国際規格ISO17799では、情報セキュリティの 基準として機密性完全性可用性 を示している。それらの基本的な用件は次のとおりである。




投稿者 suzuki : 2005年12月 5日 16:54