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2005年11月13日

2005年11月13日 中小企業診断士とシステム監査受験

中小企業診断士とシステム監査との両立について

基本的に似たような資質が要求される

 システム監査と中小企業診断士とでは類似するような資質を要求されます。 具体的に類似する点とそうでない点を比較してみましょう。

科目 システム監査 中小企業診断士
会計学
経営学
販売管理・労務管理・経済学 ×
経営情報システム
経営法務
監査論 ×
助言理論・中小企業対策 ×

出題内容の深さ、広さという議論は別にして、監査論や経済学 以外は良く似ているといえます。

試験の本質
システム監査試験の本質

システム監査試験に一番近い試験は公認会計士試験です。だから、公認会計士 の人は、システム監査に受かりやすい。税理士試験を受けていた著者的にいうと、 財務諸表論+ソフトウェア技術者の資質で合格できそうな試験 といえそうです。

中小企業診断士試験の本質

中小企業診断士は、よく言うと経営コンサルタントの国家試験 悪く言うと、経済産業省・中小企業庁のお手伝いさんという試験です。 だから、コンサルタントの試験の癖に、「中小企業対策」という 補助金等に関連する法律が科目として含まれるのです。

両者、両立の長所と短所
両者、両立の長所

 中小企業診断士は、他の税理士などの国家試験などのように、猛烈なガリ勉を必要 とする試験ではない。また、システム監査も同様です。よって、ある程度の能力がある人であれば 両立は可能といえそうです。

しかし結果は甘くない

 とはいえ、現実はそんなに甘くなく、同時に受けて両方受かる人は稀です。 大概の場合、診断士の方が受験勉強量が必要なので、そちらに比重を傾けるせいか 診断士が合格して、監査を落ちるケースが多く見受けられます。

診断士に合格して、なぜ、監査に落ちるのか

 難しいはずの診断士に合格して、監査に落ちる理由を述べます。

  • 1.診断士は提案する、監査は否定するなど試験の性格が真っ向から異なる
  • 2.診断士は二次試験がべらぼうに難しく、合格の判定基準が良くわからないため、そちらの勉強に 時間を削がれる
  • 3.診断士二次試験は短答式(記述式)試験、監査は小論文がある
  • 4.このため、短答式になれると論文が書けなくなることがある

 著者が受けていた頃と違い、診断士試験は二次試験の受験に二回失敗すると 一次試験からやり直しに成るので、一次試験合格者は監査を受ける余裕を失う というのが現実のようです。

(c)(有)アイ・リンク・コンサルタント 加藤忠宏



投稿者 kato : 2005年11月13日 22:45