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2005年10月29日

2005年プロジェクトマネージャ試験 午後I 問4解答例

2005年 プロジェクトマネージャ試験 午後I 解答速報

問4
設問1

サブシステム間結合テストで使うミドルウェ アを提供し、結合テストの品質を確保する。

設問2

仕様の類似により、標準が保ちやすくコストも安くなる。

設問3

(1)改修完了が、総合テスト開始に間に合わない。

(2)改修の開始を即座に実施し、結合テスト開始日に間に合わせる。

(3)短期的な対応策を採択し、連携プログラム改 修後、サブシステム間結合テストを実施する。

(4)契約は結合テストまで請負契約だから。

投稿者 kato : 23:19

2005年プロジェクトマネージャ試験午後I 問3解答例

2005年 プロジェクトマネージャ試験 午後I 解答速報

問3

(2)業務ソフトウェア規模を削減したオンライン性能目標で評価。

設問1

(1)稼動開始4年後のデータ量を与えた場合のオンライン処理時間。

設問2

(1)案1:開発日程に余裕があり、予算に余裕がない場合。

案2:開発日程に余裕がなく、予算に余裕がある場合。

(3)請負契約でありB社が責任を持って対処する。 

設問3

(1)ソフトウェア改修による納期遅延。

(2)稼動開始年のデータ量への応答時間を満たし、稼動開始後対応する。

(3)データ量が稼動開始年の場合の応答性を満たしているから。

投稿者 kato : 22:46

2005年プロジェクトマネージャ試験午後I 問2解答例

2005年 プロジェクトマネージャ試験 午後I 解答速報

問2
設問1

(1)①購買部が審査が委託先を選定せず、各部門が判断している。

 ②委託先選定の手順や判断基準が不明確である。

(2)客観的な判断基準に基づき委託先選定できる。

設問2

(1)T社:開発要員が不足して納期遅延

U社:工程管理能力が不足して納期遅延

 T社:開発要員の動員力

U社:プロジェクト管理能力

(2)他のサブシステムが完成しているため負荷テストが可能だから。

設問3

(1)開発上のリスク:スキル不足で納期守れない。

 検討した対策:スキル標準を設定し、R社の教育体制を監視する。

(2)①加えた方が良いもの:資本金

(2)②その理由:下請事業者の定義は資本金できまるから。

(3)購買部はチェックリストを使い委託先選定の判断基準とする。

投稿者 kato : 21:18

2005年プロジェクトマネージャ試験午後I 問1解答例

2005年 プロジェクトマネージャ試験 午後I 解答速報

問1
設問1

D社からの変更要求による納期遅延と予算超過防止の目的。

設問2

(1)担当者どおしの要件変更を防止し、両社で要件変更を共通認識する。

(2)変更要求が契約納期又は契約金額に影響を及ぼす場合。

(3)決算の早期化実現

設問3

(1)①E社

(1)②D社の不信感を買う共に追加コストを請求できない場合がある。

(2)CCBの結果、変更指示書を出し、変更指示書に基づき変更する。

投稿者 kato : 20:37

2005年10月23日

2005年 システムアナリスト 午後I 問4 解答速報

2005年 システムアナリスト試験 午後I 解答速報

問4
設問1
(1)顧客層

有力企業グループなどに勤務する役員と従業員

(2)商品

人生計画に基づく長期投資

設問2
(1)

株価動向分析結果などの相場に関する分析情報。

(2)

ライフプランに合わせた有効なポートフォリオ分析情報。

設問3
(1)①

安い手数料だけを短期的に追い求める客層は既にネット証券に流出 してしまっているから。

(1)②

P社はシステム投資額が限定してしまっているので多額のシステム投資は 困難だから。

(2)

顧客が要求する個別株価動向分析結果を提供し、適切な資産運用 結果に導くガイダンス機能。

投稿者 kato : 23:51

2005年10月22日

2005年システムアナリスト午後I 問3 解答速報 

2005年 システムアナリスト試験 午後I 解答速報

問3
設問1
(1)各事業部

現状の情報資産の現状と開発計画の調査と洗い出し

(2)経営企画部

事業部間で重複している業務統合方針の明確化。

設問2
(1)システム担当者に上流工程を担当させるための有効施策

要件定義テンプレートして、Z事業部で利用しているものを利用する。

(2)品質確保のための有効施策-1

開発工程の終了時における有識者によるレビューと開発評価の実施。

(2)品質確保のための有効施策-2

X事業部で使用しているシステム開発標準の利用と工程別成果物確認の実施。

設問3
(1)

事業部単位のシステム構成を改め、全社統合的な業務システムを提 案する。事業部間で重複している業務プロセスを統合する。

(2)

全社横断的な業務改革を提案する。改善目標を明確化し、投資対効果 指標を明確化すると共に運用効率化を提案する。

投稿者 kato : 23:08

2005 システムアナリスト 午後I 問2 解答速報

2005年 システムアナリスト試験 午後I 解答速報

問2
設問1

保守時間の短いサービス会社を活用し、保守部品は事前に調達しておく。

設問2
(1)

作業費用削減のため、完了報告書の修理時間の短い会社へ優先的に仕事を配分する。

(2)

稼働時間監視を実施した予備保守サービスを実施して付加価値を向上させる。

設問3
(1)遠隔監視システム

累積稼働時間を蓄積し、故障確率を機器別故障箇所に出力する機能。

(2)保守支援システム

過去の故障現象と故障原因の因果関係をデータベース化して、故障の傾向分析を行う機能。

投稿者 kato : 22:21

2005年 アナリスト解答速報 午後I

2005年 システムアナリスト試験 午後I 解答速報

問1
設問1

(1)

設備導入から耐用年数を経ている企業

(2)

保守サービスに不満を持っている企業

(3)

設備計画を持っている企業

設問2

顧客管理情報の商談の切り口と顧客の反応から、担当者の関心のある案件を提案する。 また、送付資料の内容と交渉過程をレビューする。

設問3

a

見込客達成率(候補者数で見込客数を除した割合)

b

商談成約率(成約数を商談数で除した割合)

投稿者 kato : 21:47

2005年10月20日

2005年 プロジェクトマネージャ試験午後II 問2 小論文作成例

2005年午後II小論文 問2 解答速報

問1 稼動開始時期を満足させるためのスケジュールの作成について
1 プロジェクトの概要と開始時期が決定された背景
1.1 プロジェクトの概要

A社は光関係の研究開発を行い、研究成果に基づく製品を提供するベンチャー型の製造業である。 A社は新製品Bを開発し、この販路としてWebシステムを使って販売することを決定した。 そこで広告ツールとしてのWebシステムを開発するとともに、新たに製品Bの販売組織を 構築し、その組織内のLAN及びグループウェアの導入することになった。加えて、 製品BをOEM製品として開発するため、協力会社のS社との電子発注システムの構築を 行いことになった。

 本プロジェクトは、顧客の要求を受けて10ヶ月の短期で開発を完了する。プロジェクト 組織のうち弊社はプロジェクト管理者の私、LANチーム3名、WANチーム5名、Webサーバ及び アプリケーション開発チーム2名の11であった。また、顧客の業務分析チームが2名いた。
 契約の形態は請負契約で、LAN、Web及びWANシステムを順次段階的に納品することになっており、 WANシステムの納品をもって契約の完了とした。

  • ※論述のポイント
  • 1.ここでは、企業のおかれた環境と情報システムとの関係を明確にする必要がある。
  • 2.あとの論述を考えて、タスクを分割できるようなプロジェクト組織を構築しておく必要がある

1.2 開始時期が決定された背景とプロジェクト計画
1.2.1 納期が決定する背景

 A社の製品Bは、業界で画期的な技術であった。しかし、技術公開したくないA社は特許を取得することを リスクと考えて、特許を取得しないまま直接製品Bを市場に投入する計画であった。このため、B社販売を 支援する情報システムの納期は必須といえた。製品Bを早期に市場に投入販路を獲得し、研究開発に要した 資本を短期間に回収する計画であった。

1.2.2 プロジェクト計画

 当初、A社の要望は、営業チームを組織的に活性化する目標で、LANとグループウェアを構築し、その後に Webシステムを開発し販売体制を確立した後、協力会社S社と間の電子発注システムの構築を構築する ことであった。

 そこで、私はA社の要望を満たすべく、プロジェクト計画書を作成する過程の中で、サブシステムの 開発スケジューリングの開発優先順位を上記のとおりとした。また、要員の投入も上記の計画通りを示し、 顧客の承認を得た。また、開発スケジューリングを立案する手法としてWBS(Work Break Down Structure) 法を採用し、アクティビティ単位まで作業を分割し、担当者と着手日、完了予定日を計画した。また、 進捗管理の集計を2週間単位として、アーンドバリュー分析法で進捗管理することにした。

  • ※論述のポイント
  • 1.この論文では進捗管理に関する問題にも関わらず、スケジューリングを述べるところがない
  • 2.そこで、1.2を使ってプロジェクトの進捗計画を述べておくこと
  • 3.このことによって、2の布石とする
  • 4.合理的な管理手段を示しておく必要がある
  • 5.プロジェクト特性に応じた固有の開発計画を立案しておく必要がある

2 開発期間短縮要求とスケジュール調整活動
2.1 開発期間短縮要求

 顧客から次のような事由による開発スケジュール短縮を要望された。

  • 1.大手企業X社が製品Bに類似している製品開発を準備している
  • 2.そのために販路開発を優先したいので、Webシステムの開発を優先して欲しい
  • 3.同様に大手X社が生産協力会社S社にオファーを掛けている
  • 4.生産拠点確保の観点からS社との生産契約を優先する
  • 5.S社との契約を勧めるために、WANシステムの要件仕様決定をWebと並行して進めたい。

 以上の現状をかんがみ、Webシステムの開発優先にスケジュールを組みかえる計画の立案 を検討する必要性がでた。

2.2 スケジュール調整の必要性
2.2.1 他の開発事例の参照

 なお、プロジェクト計画書変更に当たり、上記サブシステムごとに過去の開発プロジェクト報告書をレビューした。 そのうえでWANの接続仕様決定に大きなリスクがあることを認知していた。WANの場合、ビジネスプロトコル 、通信プロトコルなどのIT以外の要件仕様の確定及び接続テストに時間を要する。
また、Webシステムの場合、技術的に比較的容易であることがわかった。同様に、LAN開発についても 弊社は豊富な経験と人材をプロジェクトに蓄積していることを確認した。従って、予測している5ヶ月よりも 短納期で納品できる可能性が高いことがわかった。

2.2.2 スケジュールの組み換え

顧客の要望と、過去のプロジェクト報告書を比較検討した結果、スケジュールを以下のように 組み替える計画を立て、顧客の承認と上司のを得た。その上で、アサインしているメンバの招集 手順を組み替えることを検討した。特に重複したプロジェクトに参加しているメンバーがいる場合 は、他プロジェクト管理者との調整を行った。

  • 1.顧客の要望を満たすためWebシステムの開発を優先する
  • 2.顧客の協力工場S社との交渉に応じて、WANシステムの要件定義を進める
  • 3.顧客のWAN要件定義の期間を1.5ヶ月と限定し、それ以降の遅延は弊社に責任がないことを確認する
  • 4.Web開発チーム、WAN要件定義チームの招請を優先する
  •  
  • 5.Web開発チームとWAN要件定義チームの作業を並列化する
  •  
  • 6.スケジュール上の問題解決組織であるスコープ委員会を顧客と私で構成する

 以上の作業の組み換えが、LAN、WAN及びWebシステム開発上、相互連携に矛盾を発生させないかを 弊社技術チームに検討依頼し、問題のないことを確認した上で、顧客と調整して上記のスケジュール案を 実施することにした。

2.3 スケジュール調整工夫
2.3.1 他のプロジェクト管理者との調整

 WANシステムの予定を組み替えたため、WANのネットワーク開発技術者のアサインが不足した。そこで 私は、WANのネットワーク仕様確定と、概要設計を優先する計画を立案して、ネットワークの仕様確定と 概要設計のスペシャリスト2名をまず優先赴任させてもらうことを他のプロジェクト管理者に交渉し、 既に他プロジェクトの概要設計を終えたメンバから順次、優先提供する確約をうけた。また、その旨を 上司に報告した。

2.3.2 サブシステムの相互依存性の確認

Webによる受注システムとA社S社間の受発注システムとは、相互に連携を持たない。また、別仕様の システムである。このため、相互の作業を並行させることに問題ないこと顧客と私の参加して構成する スコープ委員会にて確認、承認した。

2.3.2 余剰と成ったLAN設計者の措置

 既にアサインしているLAN設計者を放置する待ち工数が発生する。このため、LAN設計者を 有効活用するために、顧客が要求しているLANについて、導入予定の機器、機器数とネットワーク構成 について技術検討を実施させた。また、予想されるトラフィック数を想定してテストデータを 作成させておいた。これによって、テスト工程でのストレステストの準備を短縮化することにより LANの開発開始に遅れが出た場合でも、後半のテスト工程を削減できるように工夫した。

3 評価と課題
3.1 評価
3.1.1 スケジュール変更の手続きの妥当性

 私の実施手順は、顧客との契約を満たしている。また、スケジュール計画の変更 について スコープ管理委員会実施、技術検討、上司の承認を得ていることで管理手続きの妥当性は 確保されている。また、半期に一度の開発状況の監査もクリアした。

3.1.2 スケジュール変更の結果

 上記のタスクの並行化によって、納期よりも1週間前にシステムを完成させることが できた。また、余裕期間を総合テストに充当した結果、十分な運用環境の安定性を確保する ことができた。

3.2 課題

 今回は、サブシステム間に相互に依存性の少ないシステム開発プロジェクトであった。 このため、サブタスクの並行作業が容易であった。しかし、今回のように運よく相互依存性の 少ない情報システムばかりとは限らない。そこで、全社的に、開発報告書の体系的な整備を 行い、事例を豊富に持ち多様な顧客の要求に柔軟に対応する必要がある。このためにも、 標準化の徹底は重要といえる。

以上

投稿者 kato : 22:48

2005年10月19日

2005年 プロジェクトマネージャ試験 午後II 解答速報 目次

2005(平成17)年度プロジェクトマネージャ試験午後Ⅱ解答速報

※留意事項

この解答速報は、プロジェクトマネージャ小論文試験等の 「合格のためのガイドラインを予測するもの」 です。完全性を保障するものではなく、また、 利用される皆さんの合格を保証するものではありません。その点を十分、 ご留意いただいたうえでご利用ください。

新版CD「システム監査技術者試験合格講座」は
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■合格のためのガイドラインと正答率

 合格と足切りのガイドラインは以下の通りであると予想します。

表1.平成16年度AN試験の合格のガイドライン

試験

足切りの得点率

足切り割合

備考

午前 68%程度 ①=受験者×50%程度

IRT方式の採点。経営科学、システム開発と法規などが出来ないと苦しい。
50門中34問以上取れないと、恐らく合格出来ない。

午後I 70%程度 ②=①×40%程度

本コンテンツで再三触れていたICタグが出題された。的中!午後Iは受験者の負担を考慮して、A4*3枚/問が定着してきた。

午後II 60%程度 ③=②×40%程度

午後Iの生き残りだけが採点されます。正答率が55%程度まで合格の可能性があるかもしれません。

※これは試験センター発表の正式情報ではありません。弊社の推測値です
■IRTと足きり
午前の足きりライン

 午前の通過は、スコア値600点です。全体の受験者の約50%が足きりになります。

午後Iの足きりライン

 午後Iの通過は、スコア値600点です。午後Iに採点が回った受験者の約60%が足きりになります。 従って、午後IIの小論文を採点してもらえる受験生は全体の約20%です。

■総評と論文の解答速報
総評
●問題

投稿者 kato : 23:50

2005年10月19日 プロジェクトマネージャ午後II 解答速報 総評

2005年PM午後II小論文の総評

■総評
  • 1.ANと同様に、主題に対して条件設定がはまるケースが多くなった
  • 2.2004年度試験にくらべて、コミュニケーションのような抽象的な部分を詳細に論述しなければならず受験者は工夫が必要
  • 3.問3はプロジェクト遂行中のチーム再編という動的テーマゆえ、慎重に論述する必要がある

どの問題をとっても実力がある人でも今年の問題は楽な問題はなかったように思う。あえていうと、一番 取り組みやすい問題は問1であろう。問1もコミュニケーションの内容について合理的に書かないと合格 できない。

■小論文を書く上での留意事項

それぞれの小論文を書く上で次の点に注意が必要である。

  • 問1:コミュニケーションを取る関係者を数人に絞込み、その人々の職種や職責を考慮して コミュニケーションの内容や方法について論述できるかが課題である。
  • 問2:単に、「顧客と調整した」という論述では駄目であり、「誰に対して、どの問題について 何をどのように交渉したか」を説明できなければならない
  • 問3:動的なテーマゆえドタバタ劇や時系列的物語を書くと合格できない(どうしてもそうなりがちである)
■難易度

[難易度]★が多いほど難しい

  • 問1 ★★★☆☆
  • 問2 ★★★★☆
  • 問3 ★★★★★

[結論]

 上記の難易度を決めた理由は次の通りである。

  • 問1 ステークホルダの特性に応じた調整内容等が合理的に説明できれば合格できる
  • 問2 設問イの「イベントやタスクに何があったのか」という意味のとり方が大変難しい。
  • 問3 問題解決を論理的に説明しつつ、チーム再編の効果について論述することは大変難しい。
■問題別、小論文戦略

 合格できるか、否かについての基準を示そう。

問題

問題の必須条件

合格のための工夫

問1

プロジェクト特性と重要なステークホルダとの関係のしっかりと手意義付けること

重要と考えた人物の納得できるコミュニケーション方法と内容を、その相手の職能別に論述する

問2

タスクに対する問題発生の内容が合理性のあるものか。

開発標準の参照、類似事例の参照、タスクの組み換えの実例、その具体的な手法を合理的に示せるか

問3

プロジェクト再編の手続きから確認、評価まで合理的に実施したことを論理的に示せるか

問題の分析、チーム再編の計画、再検討(納期、品質、予算の見通し)、スタッフへの説明ができるか

解答速報 目次に戻る

投稿者 kato : 23:00

2005年10月17日

2005年 AN午後II 問1 解答速報

2005年AN午後II小論文 問1 解答速報

問1 情報システム部門の役割の変化に対応した人材の確保・育成計画について
1 情報システム部門の変化と新たな人材像
1.1 情報システム部門の変化の概要

A社は全国規模の経済団体である。A社は、X県内に60の支店を持ち会員を組織化している。 そして、それぞれの支店とA社県本部とはVPN回線に基づくネットワーク で接続されている。また、A社の上位規模のS社ともVPN回線で接続している。 かつてのA社の情報システム部門は会員の会計情報を預かり、入力を行い年末調整サービスや 確定申告サービス代行を行ってきた。しかし、近年、会員企業のなかには会計ソフトを 購入する企業が増加しているため、会計代行サービスの意義が低下している。 加えて、国の補助金などが削減される状況となり、A社も補助金体質から脱却し独自のサービスを 会員に提供しなければ生き残りが難しい情勢となっている。

1.2 新たな人材像
1.2.1 新たに情報システム部門が求められる機能

 A社は新たな会員ニーズを掘り起こすべく、会員の売上向上を図り、会員相互間の 取引拡大を目指すためにWebを使った、マーケットプレースシステムを企画し開発、 運用を行うことを計画した。マーケットプレースでは、取引の斡旋のほか、取引企業の 与信調査、ポータルサイトの活性化のためのアクセスログ分析などを実施しなければ ならないことが課題として判明している。

1.2 人材に求められる変化と役割

 このため、A社ではWeb及び、会計システムの開発、運用などの本来情報システム部門が行ってきた機能を 信頼できる外部の企業にアウトソーシングし、マーケットプレースの企画、運営、会員サービスの向上に 組織改革を実施することになった。

 そこで、情報システム部門メンバーに求められる。人材像として次のような能力が上げられる。

  • 1.インターネット技術動向に変化に関する技術的知識と知見
  • 2.A社のおかれている経営環境の理解
  • 3.マーケットプレース活性化のための企画立案能力
  • 4.協力会社の適切なコントロール能力
  • 5.アクセスログ等の分析情報に基づく会員企業のコンサルティング能力

 将来の情報システム部門のメンバに求められるスキルは、単なるIT的知識とソリューション 能力ではなく、プロジェクト企画、管理、運用、コンサルティング能力である。

2 人材確保育成計画について
2.1 新たな人材のスキル標準

 新たに求められる人材のスキル標準は、おおよそ次の通りである。

  • 1.ITスキルはソフト開発技術者水準の知識と問題解決力を有するものとする
  • 2.経営管理能力は、経営戦略の理解、企業環境の調査と正しい認識ができること
  • 3.問題解決能力は、経営戦略に基づいて情報化計画を立案し遂行する能力
  • 4.プロジェクト管理能力は、プロジェクト計画の立案、協力会社の管理、契約の知識を有すること

2.2 新たな人材のキャリアパスの設定とスキル標準

 上記のような人材を育成するために次のようなキャリアパスを立案した。

  • 1.A社標準能力である日商簿記検定2級以上の会計知識を30歳までに獲得すること
  • 2.ソフト開発技術者を30歳までに獲得し、情報システム部門要員としての実務経験を有すること
  • 3.35歳までに間に下部組織に一度配置転換し、下部組織内で会員企業経営者のコンサルティングを経験すること
  • 4.プロジェクト管理能力は、PMBOKの問題解決法を良く理解していること
  • 5.可能であれば、プロジェクトマネージャ、システムアナリストもしくはシステム監査資格を有すること

これらキャリアパスは、新人の人材育成の初期の段階は、部門共通的なカリキュラムであるが 30歳以上の年齢に達した場合、より、専門性や選択性を高めるような仕組みとする。

2.3 社内における人事異動と奨励施策
2.3.1 社内における人事異動

 したがって、A社組織内の情報システム部門には、会計システムの運用に必要な要員と、 上記キャリアパスにもとづいて育成された提案、企画型の人材の2つのキャリアパターン を持った人材が存在する。
 このうち、提案、企画型の人材は他部門に所属しながら、キャリアパスを該当する 職員が存在すればその人物を面接し、希望を聴取した上でキャリア開発計画を発動する。 また、人事異動を行い情報部門に配置転換する。
 A社内に適切な人材が見当たらない場合、A支店のなかに人材を広く求め、公募制度 や上長推薦制度により人材を発掘する。
 なお、新たな人材に育成するスタッフの資質として、ITに関する理解と興味を備えつつ、 広い視野と深い経営の知識を持った人材が望ましい。

2.3.2 社内における奨励施策

奨励施策として次の対策が必要である。

  • 1.取得資格と職能および待遇、キャリアの関係をキャリアマップに整理して組織内に周知する
  • 2.定期的に上長面接を行う、本人の希望と能力を毎年収集しておく
  • 3.資格取得支援のための通信教育制度を発足させて、受講を斡旋する。
  • 4.自己研鑽が容易なように、就労環境を整備し、過負荷のかからないような体制を構築する
  •  
  • 5.資格取得に関する講座情報などを人事セクションから部署、個人に定期的にアナウンスする

以上の施策によって、スタッフの積極的な資格取得の取り組みを支援する雰囲気に醸成する。

2.3.3 経営者の承認と人事部門との調整

(1)人事計画の立案

上記のプランを立案した上でA社経営者に相談し、人材の必要性を訴え、予算を確保すると ともに、おおよその内諾をえて人事部門長と相談を開始する。そのうえで人事部門長の意見と 自分の考えの変化を再度計画書に反映し、経営者の承認を得る。

(2)人事計画の遂行

 経営者の承認後、再度、人事担当者と面会し、経営者の意図を説明するとともに 人事担当者の協力を取り付け、実際の人材の選定を行うとともに、育成計画のカリキュラム と教育の時期を計画する。教育計画は予算内でかつ、業務の負荷のかかりにくい時期を選定する。 さらに、教育結果の効果を測定するためのチェックテストや上長の所見用チェックリストを整理 して、経営者に報告をする。

(3)採用計画の立案

 上記の人材が組織内に少ない場合は、新規採用及び中途採用を実施しなければならない。 例えば、新規採用の場合は、会計学等の知識を備えいる人、あるいは、工学部等でITを勉強した人 などをターゲットとしてリクルーティングを人事部門と協力しながら実施してゆく。  また、教育制度の中では外部コンサルタントなどの力を借りて、IT技術向上、コミュニケーション 能力開発、問題の解決手法などのカリキュラムで教育を実施することも計画する。

3 評価と課題
3.1 評価

 人事計画は本来中長期的に取り組むべき課題であって、即効的に結果が得られるものではない。 初年度の計画遂行の結果では、外部コンサルタントなどを使った新人教育で大きな成果が出て、 当初、会計担当として採用した人材にITに関する強い適正があることが発見された。このため、 この人物を情報システム部門に配属し、上長のOJT(On the Job Training)指導のもと計画的な 要員として教育を継続している。また、その状態を経営層で監視している。

3.2 課題

 人事計画の場合、人材の中途退社やキャリア希望の変化など育成計画が頓挫するような 場合がある。このように人材育成計画の阻害要因が発生した場合、組織内に予備の人材を 確保しておく必要がある。このため人材の候補を人事部内にリストアップするとともに、 人材候補者を複数人研修等の教育を実施しておく必要がある。

以上

■2005年 システムアナリスト解答速報目次に戻る

投稿者 kato : 23:53

2005年10月16日

2005年 システムアナリスト小論文の総評

2005年AN午後II小論文の総評

■総評
  • 1.最近の傾向として主題に対して条件設定がはまるケースが多くなった
  • 2.2004年度試験にくらべてオーソドックスな出題が多かった
  • 3.問1はANの職位や職能および資質ならびにスキル標準を見極めて書く必要がある

どの問題をとっても実力がある人であれば合格は容易である。しかし、一番 気をつける問題は問1であろう。システムアナリストの人材像を間違うと合格 できない。

■小論文を書く上での留意事項

それぞれの小論文を書く上で次の点に注意が必要である。

  • 問1:情報システムの役割の変化が明快に定義できないといけない
  • 問2:ビジネス戦略とIT基盤整備との関係を明確化する必要がある
  • 問3:中長期経営計画の変更とその背景がしっかりと理解されている必要がある
■難易度

[難易度]★が多いほど難しい

  • 問1 ★★★★☆
  • 問2 ★★★☆☆
  • 問3 ★★★★★

[結論]

 上記の難易度を決めた理由は次の通りである。

  • 問1 情報システム要員の人材像をしっかり定義できれば合格が近い
  • 問2 従来によくあった出題意図であり、過去問題を研究していれば合格できる
  • 問3 中長期計画の変更と投資計画及び費用対効果などを考慮しなければならない
■問題別、小論文戦略

 合格できるか、否かについての基準を示そう。

問題

問題を必須条件

合格のための工夫

問1

情報システムの役割の変化を合理的に説明しているか

人材像の明確化、キャリアパスの定義、スキルアップ手段の明示、スキル標準、人事政策を記述

問2

ビジネス戦略とそれに基づくIT基盤のあるべき姿を定義できるか、信頼性や可用性の意味を正しく理解できているか

技術動向の技術検討には標準化を盛り込むこと、移行・運用まで配慮して論述をすること

問3

中長期計画の変更理由が合理的なものか。情報化投資への影響を説明できるか

継続投資・抜本的見直しの合理的基準を示せるか。情報化投資の 効果の見極めをしっかりと計数的(会計的)に書く

■2005年 システムアナリスト解答速報目次に戻る

投稿者 kato : 23:17

システムアナリスト解答速報目次

2005(平成17)年度システムアナリスト試験午後Ⅱ解答速報

※留意事項

この解答速報は、アナリスト小論文試験等の 「合格のためのガイドラインを予測するもの」 です。完全性を保障するものではなく、また、 利用される皆さんの合格を保証するものではありません。その点を十分、 ご留意いただいたうえでご利用ください。

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■合格のためのガイドラインと正答率

 合格と足切りのガイドラインは以下の通りであると予想します。

表1.平成16年度AN試験の合格のガイドライン

試験

足切りの得点率

足切り割合

備考

午前 68%程度 ①=受験者×50%程度

IRT方式の採点。経営科学、標準化と法規などが出来ないと苦しい。
50門中34問以上取れないと、恐らく合格出来ない。

午後I 70%程度 ②=①×40%程度

本コンテンツで再三触れていたICタグが出題された。的中!午後Iは受験者の負担を考慮して、A4*3枚/問が定着してきた。

午後II 60%程度 ③=②×40%程度

午後Iの生き残りだけが採点されます。正答率が55%程度まで合格の可能性があるかもしれません。

※これは試験センター発表の正式情報ではありません。弊社の推測値です


■IRTと足きり
午前の足きりライン

 午前の通過は、スコア値600点です。全体の受験者の約50%が足きりになります。

午後Iの足きりライン

 午後Iの通過は、スコア値600点です。午後Iに採点が回った受験者の約60%が足きりになります。 従って、午後IIの小論文を採点してもらえる受験生は全体の約20%です。

■総評と論文の解答速報
総評
●問題

投稿者 kato : 22:27

2005年10月16日 システム監査合格者等に住宅ローン金利に優遇措置

AU,PM合格者に住宅ローン金利優遇措置

GEコンシューマー・ファイナンス発表内容

 GEコンシューマー・ファイナンスは、システム監査、プロジェクトマネージャ等IT関係の有資格者 に対して住宅ローンの金利を優遇するサービスの提供を開始することを発表した。

著者が直接電話等で確認した内容
住宅ローンのホームページ
 

以下のWebを確認した。GECF社について日経流通新聞05年10月12日号では、「8種のIT系 資格保有者について金利を0.2%優遇」となっている。

 GEコンシューマー・ファイナンス
一部詳細は未定のようである

 しかし、新聞発表にあるように、8種類の資格のうち以下の二種類は明記されているが残り 6種類は発表されていない。電話(2005年10月16日 午前11時)で確認したところ、残りは実際の住宅ローンの申し出があり次第 実際に審査するとのことだ。

【GECF社住宅ローンの優遇措置のある資格】
        
  • 1.システム監査
  •   
  • 2.プロジェクトマネージャ

 システムアナリストについても直接質問したが、明確な担当者の回答は得られなかった。 ただ著者が「上記の2資格と同格と考えられるものは同様の待遇を得られる可能性はありますね」 と聞いたところ、「その可能性はある」とのことだった。

まずは良く確認してください

 いずれにしても IT系有資格者が社会的に優遇されることは大変意義がある。しかし、以下の 点に気をつけてほしい

【自分でしっかりと確認してほしい】
        
  • 1.当然ながら、住宅ローンを受ける際は自分でしっかりと確認してほしい
  •   
  • 2.住宅ローンの審査がとおるかとおらないかについては、本サイトは責任を負わない
  •   
  • 3.住宅ローンの返済についても本サイトは責任を負わない
  •   
  • 4.弊社とGECF社とはまったくの無関係である

 要は「情報処理技術者試験は優遇される可能性がある」 ということ、そのような時代が来たということを述べておきたい。そのような社会的変革の一端が 今回の記事の意味だろう。

 これからは大会社といえども自分の力に頼って生きて行かざるを得なくなった。 自分の個人価値を高める手段として資格取得は有効である。弊社でも資格取得の モチベーションアップのひとつのヒントにしたいなと考えている。

参考:日経MJ 2005年10月12日
(c)有限会社アイ・リンク・コンサルタント

投稿者 kato : 11:11

2005年10月15日

200510月15日 ユーザ教育

EUC教育現場です。
 この会ではSEO(Search Engine Optimizing 検索エンジン最適化)対策を教えました。実利に基づくので反応は良かったです。

matui.jpg

投稿者 kato : 23:04

2005年10月15日 解答速報の予告(計画)のお知らせ

解答速報の提供ご予定

ご挨拶

平素、弊社のシステムアナリスト講座、プロジェクトマネージャ講座を ご受講いただきまことに有難うございます。お蔭様で思わぬくらい多数の 受講生を得て大変幸せです。そこで、今年も恒例の「AN、PMの午後I、午後II解答速報」 を実施させていただきます。

解答速報の手段
解答速報職人の加藤のスケジュール

 加藤は、10月16日午後から秋田に2日間の出張です。その後、高知に 3日間の出張です。その合間を掻い潜り、解答速報させていただきます。 不備がございましたらご容赦ください。一生懸命、努力 いたします。

解答速報の手順

 ANから順次入手し、PMを後日対応します。1週間以内(10月23日まで) にANとPMの午後I、午後II解答速報を完了する予定です

 なお、午前については他者でも実施される予定ですから、実施致しません。

解答速報の予定(スケジュール)

 解答速報リリースの予定は以下のとおりです。

  • 1.AN午後II解答速報 10月17日 深夜
  • 2.PM午後II解答速報 10月18日 深夜
  • 3.AN午後I解答速報 10月19日 深夜
  • 4.PM午後I解答速報 10月22日 深夜
解答速報の場所

 解答速報リリース場所はAN日記上で実施します。

2006年度春季試験開講予定

 2006年度春季試験用教材のリリースの予定は以下のとおりです。

2006年度春季試験開講科目は、「システム監査」「情報セキュリティ(TS)」です
  • AU(監査)06年度版 改定予定完了 11月6日
  • AU(監査)06年度版CD リリース予定12月19日
  • TS(セキュリティ)06年度版 改定予定完了 06年11月末日
  • TS(セキュリティ)06年度版 改定予定完了 06年1月16日日
  • AU(担当講師)加藤忠宏:中小企業診断士、AN、AU、PM、SD、SS保有
  • TS(担当講師)三浦一志:DB、SS、1種保有、ITコーディネータ補、中小企業診断士一次試験合格

弊社三浦一志は、各企業研修実績多数、 著書「最短合格! 実況中継 ソフトウェア開発技術者 午後Ⅰ・Ⅱ」他数冊ある情報処理技術者試験対策の ベテランです。特に弊社のネットワークは彼が敷設して管理しております。また 、中堅チェーン店グループのセキュリティ顧問もしております

解答速報ご協力:ITEC様(special thanks)

投稿者 kato : 15:21