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2005年7月13日

2005年7月13日 団塊の世代市場を狙え

ターゲットは団塊の世代男性

今日、あるお客様のIT戦略のコンサルテーションをしてきた。この方は、団塊の世代を ターゲットとお考えのようだ。しかもテーマが「知的好奇心」 それはよいが、単なる知的好奇心の押し付けでよいのだろうか。今回はこの問題 について考えよう。

2007年以降の団塊世代の趣味市場は1.7倍に
2007年市場は5兆円

表記の通り、団塊世代の趣味市場規模は、2007年団塊で5兆円という。一口に 5兆円といっても、例えば、全国百貨店の総売上高を皆さんはご存知だろうか。 これは昨年度8兆円割れした。そう考えると、市場規模の大きさが良く理解できるだろう。

この主な市場は、旅行(2.5兆円)、教養(2400億円)、スポーツ分野(7000億円) で特に顕著である。特に旅行では海外旅行の伸びが断然大きい。また教養では 絵画陶芸手芸が1番、次が語学等である。スポーツ分野ではアウトドアだ。 著者もアウトドア派なので、まさにご指摘のとおり(ただし団塊世代ではないが)。

団塊の世代の懐事情

団塊世代の総資産額は1500万円以上が圧倒的に大きい。しかし、団塊世代の先輩 であるシニア層の退職時の年収が平均で541万円であったのに対して、団塊の世代は 326万円と220万円も少ない。また貯蓄額を比べるとシニア層が2,802万円に対して 団塊の世代は1,868万円である。

また、団塊の世代では資産額や年収で富裕層とそうでない層との格差も広がっているという。

システムアナリスト、加藤の見解
マスマーケティングは愚の骨頂

シルバービジネスと同様に団塊の世代も、個人差が大きく、趣味や生活スタイル 及び懐具合も多様性がある。このため「広く浅く」の戦略はむしろリスクが 多いといえる。さらに、過去の市場調査の経験を申し上げるとシルバーに近くなるほど拘束 を嫌う傾向が高く。考え方の押し付け等は避けたい。

市場としての団塊の世代への対処

市場として団塊の世代を捉え、顧客として誘引することのできる対策を以下に 示す。

  • 可能な限り、顧客ターゲットのセグメントを細分化する
  • 比較的自己実現欲求の知的な高い富裕層をターゲットとしたビジネスを展開する
  • 知的好奇心、自尊心を満足していただくサービスを考える
  • そのサービスと自社の「強み」となっているノウハウとリンクさせる

以上

参考:日経流通新聞2005年7月6日「団塊男性、趣味弾ける」



投稿者 admin : 2005年7月13日 09:22