« 2005年6月14日 成功報酬型広告 | メイン | 2005年6月15日 地域ブランドを活性化するITマーケティング »

2005年6月16日

2005年6月16日 CVS店舗における競争戦略

大資本小売店舗の競争戦略

中心市街地の空白を埋める100円コンビニ

100円コンビニエンスストアの競争戦略が激化している。同一地域に複数の大規模資本の店舗が出店し顧客を奪い合っている。

相手の所在する地域にあえて出店する戦略は、実は防衛の意味もある。かつてコンビニは顧客ニーズに敏感な品揃えを行うなどして成長してきた。しかし、ここへきて中心市街地に生鮮品や雑貨を扱う100円コンビニ店舗の出店はコンビニの脅威となっている。確かに青果はコンビニの盲点となっている商店である。

競争激化の要因

現在、地方都市では中心市街地の衰退が重大な問題となっている。地方都市の駅前に空き店舗が増えシャッター通りとなっている実態を指している。

これは、消費者のモータリゼーション化に、駐車場の確保の難しい駅前商店街や駅ビルが対応できないことに起因している。郊外の店舗の方が十分な店舗面積や駐車場確保が容易であるからだ。

しかし、中心市街地の衰退は、近隣住民に不便を強いている。すなわち、かつて存在した八百屋や魚屋が近隣に見当たらなくなったからだ。このため、中心住宅街に生鮮品の空白地域が広がった。

システムアナリスト加藤忠宏の所見

著者が上京した頃、コンビニの勃興期(昭和53年頃)であり、著者は最初コンビニを「不思議なスーパー」と思ったしだい。

しかし、コンビニのような新しい業態も誕生から20年以上たつと成熟度を高める。このため、新しい時代環境に対応してゆくためには、新しい時代のニーズに回答できないといけない。

わが国は急速に高齢化社会を迎えつつある。郊外に転居した人々が中心地に戻ってくることも予想される。しかし、このときには、駅前中心市街地は空白地帯となっていることが考えられる。これらの間隙を埋める業態が登場しても不思議ではない。

例えば著者の所在する静岡県でも清水区の駅前商店街の人通りが少なくなったと聞くことが多い。ネット取引などに活路を求める小売業も一つの業態であるが、生鮮を扱う100円コンビにも有望な業態だと思う。

参考:日経MJ 2005年5月30日「青果店減って街に空白商圏」



投稿者 kato : 2005年6月16日 23:57