2008年12月23日

カカクコムにみるEC消費動向

カカクコムと消費動向について

カカクコムの田中実社長の取材記事が出ました

日経MJを見ていたら、カカクコムの田中実社長の取材記事が出ました
 興味深いので、概要を整理してみました。彼が言っていることはこんなことです。

不況に強いネットサイト
  1. 消費者は、カカクコムを消費の前段階で利用して商品情報収集している
  2. 景気が悪化するほど、カカクコムの価値は高くなる
  3. その理由は、少ない可処分所得のなかから最大限の消費を引き出させるから
  4. このため、宣伝企業側も、削られやすい広告宣伝費ではなく販売促進費のなかからカカクコムへの 広告費を捻出しようとしている

 一見すると「当たり前じゃん」ということなんだろうけれど、これがマーケティング的に 面白い。なぜなら、消費の前段階を分析するツールがいままでなかったからです。 POSなどが販売分析ツールとして有名ですけれど、消費の後段階の分析なので、 購入の意思決定をするまえに何を消費者が迷い、何と比較したのかはマーケッターなら欲しい 情報ですよね。

消費の前段階の分析について

 消費の前段階については既に当ブログで掲載したとおりです。 カカクコムでは、最低価格の推移、自社製品のクリック率、口コミ情報などのアクセス数や相関分析を行うことができる。

考察

 本記事を読んで、私はネットショップオーナーについて以下のように助言したいと思います。

  • 消費の前段階を意識して、マーケティング活動しよう。
  • それは価格だけの問題ではない
  • たとえばリフォーム業者や畳屋などの場合はブログをよく読んでいる行動形態がある
  • すなわち、消費の前段階を意識した情報発信とその形態が重要とされるのである
参考文献
  • 「ゆるく広げる顧客の輪」日経MJ20081214

2008年12月18日

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2008年12月 9日

楽天、アマゾンの動向と携帯電話利用について

2008年12月期のネット市場について

楽天、amazonのネットスーパー市場への参入

ネット通販大手の楽天とamazonがネットスーパー市場に参入する。 このことによって生鮮食品を取り扱う、ネット通販店は大きな 影響を受けることが予想される。
そもそも、ネットスーパーはイトーヨーカ堂などが成果を あげていた。それに楽天やamazonが追随する見込みだ。

楽天ネットスーパー市場参入の理由

楽天子会社である「食卓.jp」の会員数が4.3万人と少なく 課題であった。これを克服し、楽天会員をネットスーパーに 動員できる見通しがつく。楽天購入ポイントも始める予定

イトーヨーカ堂の現状

 イトーヨーカ堂では、現在1日の店舗あたりの受注件数は 平均80件程度、損益分岐点の100件にあと少しで届く。また、 会員数は毎月1万人規模で増加しているという。

amazonのネットスーパー市場参入

 amazonでは1500円から送料無料のサービスが実施された。 このため、消費者は交通費を払って買い物に行く必要はないし 、買い物時間も節減される。
 また、商品代金に350円を追加で支払うと、早朝注文までなら 即日受け取りも可能となる。
 この結果、送料無料のサービスが効いたとみえて客単価は 3500円程度となっているという。

考察

 楽天とamazonの出店は小規模ネットショップ。特に  生鮮ショップに影響を与える事は必至だ。

  • 既存店舗では、購入5000円から送料無料が多い。 送料無料の価格破壊が始まった
  • 大手の規模のメリットとしてのポイントシステムの導入 などの消費者メリットの増大
 大手ネットショップのスーパー市場参入の背景として、 ネット通販市場の売上高の前年比率伸び率の低下があると思われる。 以前であれば、前年比40%程度の伸びであったが、06年度以降は 携帯電話サイトを含めて20%の伸びにとどまっている。

携帯サイトの利用時間

 ネクスト社調査によると1日の携帯電話利用時間が 1時間以上の人が60%となったという統計が発表された。
 特に若年層が利用時間が長く、2時間以上が45%となっていた。 これは30歳代の22.1%と2倍以上の開きだ。利用場所は 「電車、バス」などの移動時間が多い。

  • SNS,ブログの書き込みは若者ほど多い
  • ネット通販、オークションなどは20%~30%
  • 統計手法:2008年9月19日~25日、母集団は3ヶ月以内に 携帯サイトを利用した18歳~39歳の男女2100名
参考文献
  • 「ネット通販で普段の食品」日経MJ20081201
  • 「携帯サイト利用時間」日経MJ20081203

2008年12月 7日

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2008年12月 2日

京丹後市、牡蠣料理の宿、「時の宿まつだ」

京丹後市、牡蠣料理の宿、「時の宿まつだ」

 京丹後市におります。講座の後、時の宿まつだで京丹後のみなさんと忘年会を実施しました。 その模様を動画で配信いたします。

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2008年12月 1日

価格差とクリック率の相関関係の研究概要

価格差とクリック数との相関

 日経流通新聞に価格差とクリック率との相関を研究する面白い論文が発表されました。 かいつまんで報告します。
論文の概要

 一橋大学の渡辺先生と水野先生がまとめた「kakaku.com」サイトの研究成果についての概況は次のとおりです。 この分野の研究は既にスイス連邦工科大学のソネット教授が米国のアマゾンの研究で先鞭をつけた研究分野で マーケットに物理学の手法を導入するなどして注目を集めています。
 自分は実務家なので、Web店長が興味を持つテーマで整理します。

  1. 必ずしも、価格最安値サイトが独占市場とするわけではない
  2. しかし、最安値1位店と2位店との価格差が「1円」程度でもクリック数は20%程度の開きがある
  3. クリスマス商戦のような繁忙期に価格値引き競争が激化する
店舗間の価格差とクリックされる確率
図1.店舗間の価格差とクリックされる確率
解説
 まず、図1を解説します。
  1. 縦軸は価格コムに表示されるWebサイトがクリックされる確率です
  2. 横軸は最安値1位サイトと2位サイトの価格差です
  3. グラフは1位サイトと2位サイトとの価格差の関係が成立するときの、最安値サイトのクリック率です
まとめ

 グラフ中「-20%」とあるのは最安値サイトが2位サイトに逆転されて、20%の価格差を提示されたケースです。
また、このグラフは殆ど価格差がなくても1位サイトと2位サイトとの間に20%程度のクリック率の差があることを示しています。
さらに競争戦略上重要なことは、商品の値付け、特に価格コムを意識した値付け、値引きは実際店舗と同様に お歳暮商戦やお中元商戦などのような繁忙期に激化することも彼らの研究からわかっています。渡辺氏、水野氏らは 「流通主導の価格決定」プロセスと認識しています。つまり、消費者がネットなどをみて価格を決める時代になっているということでしょう。

参考文献
  • 日経流通新聞 2008年11月28日 経済教室
  • 「比較サイト普及とネット上での価格形成」渡辺努、水野貴之