2007年01月29日
書評:「グーグル八分とは何か」(吉本敏洋著)
「グーグル八分とは何か」(吉本敏洋著 ISBN4-86167-146-9 株式会社九天社)
概要
グーグルは本来、Webサイトをコンピュータのみで評価し、意図的に、あるい は作為的にWebサイトを削除することはないといってきた。しかし、現実にはWeb サイトがGoogleで検索できないことがあり、この結果、幾つかのサイトとGoogle との間で裁判が行われるなど問題が発生している。
また、中国で天安門事件がGoogleで検索しにくいなどの情報統制に関与してい るとのうわさもあり社会問題となっている。 著者の吉本氏は、この問題に自社サイトが直面し削除された。吉本氏は「悪徳 企業を告発するページ」を運営している。しかし、悪徳企業からGoogleに働きか けがされたらしく、その結果、本来削除されるべきでない吉本氏のサイトの方が 削除されてしまったのだ。
ここで重要なことは、一般にGoogleは「スパムサイトを削除することがある」 ということは良く知られているがそれ以外に我々のサイトが削除され、 検索されず、その通知も、抗弁の機会も与えられないという点に問題 があるのだとこの本では警鐘を鳴らしている。
この本で学んだこと
この本で学んだことは以下のとおりである
- 1.善良なWebサイトも「グーグル八分」となる場合がある
- 2.一端そうなると回復は難しい
- 3.「グーグル八分」にはスパムサイト駆除と「1」のようなケースがある
- 4.「グーグル八分」を検索する方法があり、それは「info:http://www~」と打てばわかる
感想
Googleは非常に有益なWebサイトであると思う。しかし、企業が過大になりす ぎると、従来は独占禁止法などの法のネットをかけられたが、現在は、Googleを 統制する法は無いことなどから、Googleが仮に誤った施策を講じてもこれを監視、 批判、是正を求めることはできない。
Googleは私企業ではあるが、日本で言うとJRや電力会社のように社会インフラ になっていることを自覚すべきであると思う。また、各国は、このような情報統 制にかかわる独占状態を緩和するための施策及び法制度の整備が必要であろう。
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- by tamaoki
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